| 研究課題/領域番号 |
19K13903
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| 研究種目 |
若手研究
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| 配分区分 | 基金 |
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| 審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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| 研究機関 | 公益財団法人医療科学研究所 |
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研究代表者 |
オトウェル 菜美野 公益財団法人医療科学研究所, 研究員育成委員会, 研究員 (40779120)
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| 研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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| 配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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| キーワード | 障害者雇用 / 精神障害 / Mental illness / Disability employment / Work accommodations / Work experience / Employment / Identity |
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| 研究開始時の研究の概要 |
Little is known about the experience of working in Syogaisya Koyouwaku, which is a special employment quota for people with disabilities or illnesses. This study aims to investigate how working in Syogaisya Koyouwaku influences the identities of people with mental illness and how they interpret their experiences. This investigation will comprise a series of interviews with those working in Syogaisya Koyouwaku who possess a mental illness certificate. Interviews will be recorded and analysed in detail, using an established qualitative research method.
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| 研究成果の概要 |
背景：精神障害の診断を受けた人たちは、就労を総じてポジティブな経験としてとらえている。一方、自身を精神障害者と認識することは自殺未遂／既遂のリスクの増加といったネガティブな結果につながることも指摘されている。
目的と手法：精神障害者というラベルを付与された就労（障害者雇用での就労）が当事者に与える影響を明らかにするために、当事者を対象としたインタビューをおこなった。
結果：当事者は職場において障害に対する配慮を受けられることを肯定的にとらえていたが、「配慮なしでは働けない」という認識が「障害者」というアイデンティティにつながっている場合もあり、労働環境がアイデンティティに与える影響が見出された。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、労働環境が自尊心やアイデンティティに与える影響およびそのメカニズムを見出したことに加えて、自身による「精神障害者」というラベリングと他者によるラベリングの違い、スティグマの影響について、既存の研究結果に新たな視点を付与し、ラベリングやスティグマに関するより深い理解に貢献した点にある。
また、本研究の社会的意義は、精神障害の診断を受けた当事者の観点から、①障害者雇用での就労におけるメリットやデメリット、および、②社員の大半が障害者手帳所持者という環境で働く場合と、社内に手帳所持者がほとんどいないという環境で働く場合との違いを具体的に明らかにできたことにある。
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