研究課題/領域番号 |
19K13943
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 東京都立大学 (2021-2022) 立命館大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
掛川 直之 東京都立大学, 人文科学研究科, 助教 (30825302)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 刑事司法と福祉 / 刑事司法ソーシャルワーク / 出所者支援 / 地域生活支援 / ソーシャルアクション / 犯罪からの離脱 / 地域を基盤としたソーシャルワーク / 地域共生社会 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、社会福祉学の領域において盛んに議論が展開されている「地域を基盤としたソ ーシャルワーク」という考え方と、犯罪学で盛んに議論が展開されるようになってきた「犯罪からの離脱」という考え方とを接合させ、地域における出所者に対するソーシャルワーク実践の蓄積を整理・分析していくことで、新たに地域を基盤とした出所者支援のモデルを開発し、地域を基盤としたネットワーク型の出所者支援実現にむけての提言をおこなうことを目的とするものである。
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研究成果の概要 |
研究代表者は、2019-20年度において、参与観察先の大阪府地域生活定着支援センターにおいて、通算21件のケースを担当し、福祉的支援を必要とする受刑者/出所者の特性について理解を深めることができた。また、出所当事者等への聴き取り調査も継続しておこなうことができた。 成果としては、著書等6本、論文等10本、翻訳等1本、報告書等10本、新聞コメント2本、学会報告8本、講演等34本等を残している。 くわえて、名古屋市における連続学習会の開催、名古屋市再犯防止推進モデル事業外部評価委員会、調布市再犯防止推進計画策定委員会副委員長、日本更生保護協会休眠預金活用事業実行団体選定審査会委員などを務める等した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、「地域を基盤としたソーシャルワーク」という考え方と、「犯罪からの離脱」という考え方とを接合させ、地域における出所者に対するソーシャルワーク実践の蓄積を整理・分析していくことで、新たに地域を基盤とした出所者支援のモデルを開発し、ネットワーク型の出所者支援実現にむけての提言をおこなおうとするところに学術的意義がある。その成果は、『犯罪からの社会復帰を問いなおす:地域共生社会におけるソーシャルワークのかたち』としてまとめている。また、『出所者支援ハンドブック:刑事司法ソーシャルワークを実践する』(共編著)において、その成果を刑事司法福祉臨床に生かそうとしたところに社会的意義がある。
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