研究課題/領域番号 |
19K13944
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 福岡県立大学 |
研究代表者 |
畑 香理 福岡県立大学, 人間社会学部, 講師 (90625310)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 退院支援 / 医療ソーシャルワーカー / 大腿骨骨折 / 高齢者 / 女性 / 退院援助 / ソーシャルワーク / 女性高齢者 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、高齢女性の大腿骨骨折患者に対して医療ソーシャルワーカー(以下、MSW)が行う効果的な退院援助を明らかにし、ソーシャルワークを基調とした支援モデルを検討することを目的としている。 患者が安心して在宅生活を送るためには入院中から退院後の生活を見据えた支援が必要であるため、本研究では、大腿骨骨折を経験した女性高齢者へのインタビューにより当事者が抱える固有の課題を捉えるとともに、地域のネットワーク状況を把握する。さらにMSWを対象にフォーカスグループインタビューを実施、退院援助のプロセスと地域連携の関係性を分析する。以上のことから効果的な退院援助のモデル化に取り組む。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、大腿骨骨折を経験した女性高齢者に対して医療ソーシャルワーカーが行う効果的な退院支援を検討し、その方法を提案することである。本研究の成果として、高齢の大腿骨骨折患者の生活全体における変化を捉えるシステム思考やエコロジカルな視点に基づき、ストレングスを発揮するための取り組みをソーシャルワークの考え方及びプロセスに沿って明らかにできた点にある。また、大腿骨骨折を経験した高齢者に対して医療ソーシャルワーカーが行う退院支援のソーシャルワーク実践モデルを作成し、高齢女性患者への効果的な支援とその方法を提示することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の意義として、高齢化率上昇と共に増加している高齢の大腿骨骨折患者に対して、患者のニーズや支援方法が把握できる点は社会的意義がある。また、これまで研究が進められていなかった当事者へのソーシャルワーク実践に関しても新たな知見を示せた点は学術的に意義のあることだと言える。
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