研究課題/領域番号 |
19K13983
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 成蹊大学 (2021) 目白大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
滝島 真優 成蹊大学, 文学部, 研究員 (80794718)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | きょうだい児 / きょうだい / ヤングケアラー / 学校教育 / 障害 / 慢性疾患 / きょうだい支援 / 学校 / 教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、これまでの実践や研究で明らかになった学齢期のきょうだいに対する心理社会的支援の必要性を踏まえ、その支援手法を具体化するため、学齢期のきょうだいにとって最も身近な社会資源として考えられる学校の教職員を対象にきょうだいの実態調査を行う。 その結果を踏まえて、学校教育と連携し、学齢期のきょうだいへの支援を先駆的に実践しているイギリスの支援組織への調査を通じて、日本の学校教育現場で担うことのできるきょうだい支援の可能性の検討とその手法の提言を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、慢性疾患や障害のある人の子どものきょうだい(以下、きょうだい児)にとって最も身近な社会資源として考えられる学校におけるきょうだい児の実態と支援の実状と課題を明らかにするため、学校教職員を対象に質問紙調査およびインタビュー調査を行った。具体的な支援を検討する上では、学校と連携し、きょうだい児支援を先駆的に実践しているイギリスの支援組織への訪問調査を通じて支援の実際を学び、学校を基盤としたきょうだい児に対する支援のあり方を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、学齢期のきょうだい児にとって家族以外に最も身近な存在となり得る学校教職員によるきょうだい児に対する認識や、学校におけるきょうだい児に対する支援の状況が明らかにされていなかったことから、本研究では、その実態を明らかにした。調査結果から、きょうだい児が担う家庭内役割やその影響が可視化されにくい場合に支援の必要性が見過ごされてしまう可能性があることから予防的な対応が必要であることがわかり、イギリスでの先進事例を踏まえて、学校教育現場における支援の必要性を示した。
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