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滞日ベトナム難民の「統合」促進に向けたソーシャルワークの方法

研究課題

研究課題/領域番号 19K13986
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分08020:社会福祉学関連
研究機関東洋大学

研究代表者

荻野 剛史  東洋大学, 福祉社会デザイン学部, 教授 (00410861)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワードベトナム難民 / 統合 / 難民 / ソーシャルワーク
研究開始時の研究の概要

本研究は、日本在住のベトナム難民(滞日ベトナム難民)の「統合」を促進させるためのソーシャルワークの方法、特に滞日ベトナム難民と彼らのメゾレベルの環境との交互作用の促進のためのソーシャルワークの方法を開発することを目的とする。
このため~2019年度は、鍵概念の一つである「統合」の定義について、これまでの研究者による研究成果をより精緻化させる。2020~2021年度は、前年度までの成果を踏まえ滞日/滞米ベトナム難民に対するインタビュー調査を実施する。2022年度はそれまでに得た知見を元に滞日ベトナム難民の「統合」を促進させるためのソーシャルワークの方法を開発し論文等で発表する。

研究実績の概要

本年度も、まずインタビュー調査に協力くださる方(インタビュー協力者)の確保に尽力した。またビデオ会議(オンライン)によって、1名のインタビュー協力者に対してインタビュー調査を行った。
コロナ禍を挟み調査協力者の確保に困難を極めているが、在日・在米ベトナム人の協力を仰ぎ、彼らのネットワークを駆使して協力者の確保に努めている。しかし多くの場合「拒否」などの理由によってインタビュー協力者の確保には至らなかった。
一方、1名のインタビュー協力者(在米ベトナム難民)に対してインタビュー調査を実施することができた。聴取項目は来日経緯や、現在の生活に至るまでのプロセス(定住化プロセス)等である。現状の生活(比較的安定した状況)の実現においては、制度的・人的な社会資源の存在・役割が大きかったことなどが話された。
先行研究等で述べられている在日ベトナム難民の定住化プロセスと比した場合、米国の場合は利用できる社会資源が比較的多いこと、加えて、周囲の人々によるベトナム難民に対する処遇の方法(接し方)など、異なる点が多くあると思われる。今後の課題として、定住化にあたって利用できた社会資源や周囲の人々との関係性について調査し、これらの点が在日・在米ベトナム難民の定住化に対してどのような影響を与えたのか、この点を中心に調査・分析を行いたい。加えて、昨年度言及した、それぞれの定住先における「ベトナム人としての文化」の表出についても、今後調査をしたい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

前述の通り、コロナ禍を挟み、一定数のインタビュー対象者の確保に困難を極めており、「遅れている」とした。

今後の研究の推進方策

対象範囲を広くするなどによって、早急にインタビュー調査に協力してくださる、ベトナム難民として来日・来米した方の確保に努める。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 滞日インドシナ難民による社会貢献活動2022

    • 著者名/発表者名
      荻野 剛史
    • 雑誌名

      東洋大学社会学部紀要

      巻: 60(1) ページ: 5-16

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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