研究課題/領域番号 |
19K13992
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
鹿田 将隆 常葉大学, 保健医療学部, 講師 (20782189)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 地域在住要支援・要介護高齢者 / リハビリテーション / 健康関連QOL / 作業療法 / 質問紙 / 生活行動 / 作業同一性 / 地域在住高齢者 |
研究開始時の研究の概要 |
要支援・要介護状態にある高齢者が,それ以上,重篤な介護状態にならないよう,生活への積極性を促し,健康関連QOLの向上をはかることが,地域生活支援では求められる.健康関連QOLを高めるためには,生活行動の意識を反映した支援が必要となる.高齢者にとって生活行動の意識とは,自分はどのような生活を送る者であり,どのような健康を追及していきたいのかという意識である. 本研究の目的は,地域生活を送る要介護者等の生活行動の意識を聴取する高齢者版生活行動意識アセスメントを開発することと,それに基づいたリハビリテーションサービスを提供するための支援方法を構築し,そのマニュアルを作成・公開することである.
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研究成果の概要 |
本研究では,地域生活を送る要支援・要介護高齢者の生活行動の意識を聴取する高齢者版生活行動意識アセスメントを開発した.COSMINに準じて,内容妥当性,表面妥当性,構造的妥当性,基準関連妥当性,内的一貫性を検討した.本アセスメントは,「現在の認識と将来への期待」「過去の認識」「現状への満足感」の3因子から構成されており,高齢者が自分はどのような作業をする存在であり,将来はどうありたいのかという認識をとらえることができる.また,本アセスメントに基づいた事例研究では,対象者が望む生活に関する情報が得られ,具体的な活動と参加を支援する目標設定に有用であった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けるためには,支援者は高齢者がもつ日常生活や人生を反映した個別的なニーズを聴取する必要がある.本アセスメントは,そのような高齢者の生活行動の意識を聴取することを可能にするという点において,学術的な意義がある.そして,本アセスメントは,高齢者の活動と参加を支援するリハビリテーションサービスの提供に貢献することが期待され,社会的意義は大きいと考えられる.
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