研究課題/領域番号 |
19K13993
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
伊藤 葉子 中京大学, 現代社会学部, 教授 (80319144)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 自立生活センター / 障害者運動 / ソーシャルワーク / 協働 / シティズンシップ / 自立生活運動 / 障害者福祉 / 役割と機能 |
研究開始時の研究の概要 |
日本の自立生活センターは、地域移行・地域生活支援拠点の1つとしてその多くが法人格を有し、事業を展開するに至っている。その運動と事業は、障害当事者主体で運営されながらも、同時に、そこで働く非障害者の社会福祉専門職者の実践と果たす役割があって成立してきた側面もある。 本研究は、障害者運動と事業展開を長年果たしている法人に焦点をあて、自立生活運動と自立生活センターが日本の社会福祉制度下においてどのように定着し、事業展開され、そこで働く非障害者がどのようなソーシャルワーク機能を発揮しているのかを明らかにするものである。
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研究実績の概要 |
2023年度は、5月に新型コロナウイルスが5類に移行した。このことにより、未だ感染対策や感染対策によるスケジュールの再調整は続いているが、福祉実践現場に対する聞き取り調査が実施できつつある。特に、当事者主体を掲げる運営主体のうち、複数人による長く組織に従事している社会福祉専門職者に対する聞き取り調査を実施した。 特に、語りの抽出に応じて、ミクロレベルの「ケア役割」「ケアマネジメント」機能だけでなく、2003年の支援費支給制度による契約制度以降、メゾレベルの法人、組織運営、なかでも、「福祉経営」「人材養成」「社会ネットワーク形成」に関連する機能が求められていることが確認された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2023年5月より、新型コロナウイルス感染症が5類に移行したものの、聞き取り調査対象となる福祉実践現場、なかでも直接的なケアを実施する現場は、感染予防体制が継続されている。感染対応による聞き取り調査対象者のスケジュールが叶わないこともあり、予定通りの調査が進んでいない面もある。こうしたことから、研究期間の延長を予定している。
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今後の研究の推進方策 |
聞き取り調査実施対象者は残り数名であることから、可能な限り早期に調査を完了する。 そのうえで、調査内容の分析を進め、成果報告を実施する。
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