研究課題/領域番号 |
19K14009
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
淺井 智子 奈良女子大学, 生活環境科学系, 助教 (50832036)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 調理操作 / コラーゲンペプチド / コラーゲン加水分解物 / プロリルヒドロキシプロリン / ヒドロキシプロリルグリシン / ウナギ / 加熱調理 / Hyp / ゼラチン / 調理加工 / 調理肉 / コラーゲン |
研究開始時の研究の概要 |
コラーゲン酵素分解物の摂取は関節痛や褥瘡の治癒促進をもたらし,その要因はコラーゲン酵素分解物摂取後血中に生理作用をもつコラーゲンペプチドが増加するためであると明らかになった。コラーゲンは日常摂取する調理肉にも含まれているが,調理肉の摂取では一部のコラーゲンは消化・吸収されずに体外へと排泄されてしまう。申請者は,人工消化した調理肉中の可溶性コラーゲン量から調理肉摂取後の血中に増加するコラーゲンペプチド量の推定が可能であることを初めて見出した。そこで本研究では【調理肉摂取後の血中コラーゲンペプチド量の向上のために,人工消化後調理肉中可溶性コラーゲン量を増やす調理方法の確立】を行う。
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研究成果の概要 |
同じコラーゲン量を含むコラーゲン加水分解物、蒸し調理ウナギ、焼き調理ウナギの摂取では、血中コラーゲン由来ペプチドの構造と量が異なった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、これまで調理肉中のコラーゲン(あるいはゼラチン)を摂取してもアミノ酸として分解されてしまうため生理作用はない、とされてきた定説を改めて覆す結果である。調理操作によっても生体へと吸収されるコラーゲン由来ペプチドの構造やその量が異なることが明らかとなったことから、コラーゲン加水分解物のみならず肉や魚などの調理肉摂取が健康寿命の延伸に寄与する可能性が示された。
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