研究課題/領域番号 |
19K14027
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所 |
研究代表者 |
粟津 薫 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所, 衛生化学部, 主任研究員 (30435888)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 生理活性アミン / biogenic amines / ベビーフード / 健康影響評価 / HPLC-FL |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、ベビーフードに含まれる生理活性アミン類による乳幼児への健康影響を評価する。 海外ではベビーフードに原料由来の生理活性アミン類が含まれると報告されているが、国内に流通するベビーフードにおける生理活性アミン類の含有実態は調査されていない。本研究は、申請者らが開発した魚介類や食肉類の生理活性アミン類分析法を改良し、ベビーフードを対象とした分析法を確立、国内に流通するベビーフードの生理活性アミン類の含有実態を調査する。さらに、このデータを用いて乳幼児への健康影響を評価するとともに、ベビーフードの原料や形状等の製品の特徴と含有量の関係を解明する。
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研究成果の概要 |
ベビーフードに含まれる生理活性アミン類(BA)による乳幼児への健康影響を評価するために、HPLC-FL測定によるBA分析法を確立した。ヒトへの健康影響が認められているBA6種(Him、Tym、Phm、Tpm、Put、Cad)、生鮮食品に含まれるBA2種(Spd、Spm)、内部標準物質(1,7-Diaminoheptane)を分析対象とした。 WCXカラムによる精製後、フルオレスカミンによる蛍光誘導体化およびHPLC-FL測定を行うことにより、ウェットタイプベビーフードに適用可能なBA7種(Him、Tym、Spd、Spm、Put、Cad、Phm)と内部標準物質の分析法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内における食品のBAの含有実態に関する研究は、魚介類加工品および発酵食品などの微生物の増殖で生成されるBAを対象に実施されてきた。確立した分析法を用いて国内に流通するベビーフードのBAの含有実態を調査し、乳幼児への健康影響や製品の特徴と含有量の関連を明らかにすることで、健康被害の防止やベビーフードの品質改善に役立つと考える。
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