研究課題/領域番号 |
19K14042
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
前田 晃宏 武庫川女子大学, 食物栄養科学部, 講師 (30735014)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 食物アレルギー / 経口免疫療法 / 負担感 / COVID-19 / 心理的不安 / 尺度 / 心理的負担感 / ストレス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,食物アレルギーの治療法として注目を集めている経口免疫療法が患児やその保護者に与える心理的負担感 (不安感や精神的ストレスなど) を測定するための質問票を作成することと,慢性的なストレスが経口免疫療法の治療効果に影響するのかをアレルギーモデルマウスを用いて明らかにする。本研究は,満足度が高く・効果的な食物アレルギー治療法の確立の一助となることを目指す。
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研究成果の概要 |
食物アレルギーなどアレルギー疾患の治療は長期間にわたり,治療の継続には患児やその保護者の心理的な要因も深く関与している。そこで本研究は,新型コロナウイルス感染症拡大に伴う影響と長期間の摂取を伴う経口免疫療法による保護者負担感尺度の開発を試みた。 新型コロナウイルス感染症拡大は,保護者の受診行動に影響した。また,影響を受けやすい保護者の心理特性も明らかになった。経口免疫療法による保護者負担感尺度 (OIT-PB) は16項目からなり,4つの下位尺度を含むものとなった。 今後は,アレルギー治療に影響する要因を多面的に解析し,治療アドヒアランス向上を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パンデミックが発生した場合の患児やその保護者の影響を把握することは,特殊な状況における医療従事者の対応の指針となりえる。本研究成果より,医者や医療機関は正しい状況を発信すること,影響されやすい保護者への支援が必要なことなどが示された。 経口免疫療法による保護者負担感尺度 (OIT-PB) は,患児の保護者の潜在的な心理的負担を見つけることに役立つと思われる。また,この尺度は栄養食事指導を受けている児の保護者に活用できると期待される。
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