研究課題/領域番号 |
19K14056
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 玉川大学 |
研究代表者 |
山田 亜紀 玉川大学, リベラルアーツ学部, 講師 (30768776)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 文理融合 / 学際教育 / 異文化間 / 国際教育 / 学際性 / STEM / 文理融合教育 / 異文化 / STEAM / 異文化教育 / オンライン教育 / 異文化理解 / 国際理解 / society 5.0 / 比較教育 / 科学技術政策 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、第4次産業革命やソサエティ5.0への移行という社会的課題を達成するためのイノベーションの実現に向けてSTEM・人文社会科学・芸術を統合した文理融合教育を、日米の学士過程教育を事例として比較し、次世代型コンピテンスを把握する。専門に拘泥された構造の克服を行い、文理融合を実現し、次世代型コンピテンスを習得するという課題は現在の日本の大学教育が直面している大きな課題である。本研究では文理融合という視点からSTEMと人文・社会・芸術系との学際型教育プログラムを日米で比較 検証するために、日米への教員や学生への面接調査と日本の産業界で働く大学卒業生へのWEB調査を研究方法として実施する。
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研究成果の概要 |
世界規模での教育と社会の仕組みがますますデジタル化が進展し、情報社会も加速度的に浸透し、教育現場でも多文化、分野横断、そして専門とは異なる学問に触れる機会が多くなった。高等教育の当事者たちがどのように議論し、話し合い、そして学問は分野を問わず科学的態度が本質的な意味で根幹がつながっている、ということを本研究の国内・国外調査(学生調査、教員調査、諸外国のケースなどを)を通して明らかになった。また、新型コロナウィルスによる感染症への対応で、態度が積極的・消極的問わず、オンライン教育が否応なしに導入され、学問分野の隔たりを超え、学際的な学び、そして異分野の知識を得る重要性も明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、日本においてSTEM分野人材の需要が高まる中、学際教育の必要性、専門分野以外の異なる学問領域への俯瞰力と知識を獲得する必要性について検討した。その中で分野を問わず、例え学問の手法、学びのプロセス、アプローチする姿勢等に違いが認められるものの、科学的態度や思考は学びの根幹として、諸分野で共有しているということが、国内外のデータをもとに示すことができた。国境を超えて人々のつながりが進む中、今後の学問のあり方として、異分野での学び、学際性、また文理融合を通して幅広く学ぶ姿勢の重要さが、より今後の知識基盤社会に重要になっていく。
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