研究課題/領域番号 |
19K14064
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
伊東 達也 山口大学, 人文学部, 准教授 (30829510)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 旧藩蔵書 / 藩学校 / 育英事業 / 士族授産 / 教育会 / 旧藩主家 / 時務 / 図書館 / 読書 / 近代教育 / 近世教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、明治・大正期の日本において、図書館観をめぐる合意がいかにして民意の中に 醸成されたかを解明することにより、近代図書館の制度と思想が日本社会の中に位置づけら れていく過程を明らかにすることを目的とする。 本研究の独自性は、近世教育と近代教育との連続性を、文庫や貸本屋の概念を継承した図書館における日本的底流の存在の中に見ようとするところにある。そのことを、実在したいくつかの原初期図書館やその前身の読書施設について、その創設の発意から計画、設立、運営、利用に至るまでの経緯を詳しく跡付けることにより実証する。
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研究実績の概要 |
読書施設における近世教育と近代教育の連続性を探る本研究の一環として、今年度は、廃藩置県直後の山口県において士族授産のために設けられた「萩読書場」と藩校明倫館の蔵書の顛末についての調査を進め、その成果を研究論文として公開した。 また、同趣旨の研究目的のもと、宮崎県立図書館の前身とされる「日州教育会附属図書館」についての実地調査を行い、研究活動を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和5年度においても、当該研究に必要な、当初の計画で想定されていた対象事例の全ての調査は完了していない。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度こそ、未実施の対象施設(豊橋市立図書館)やその他の必要な調査対象について研究を進めたい。当年度は調査完了の見込みである。
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