研究課題/領域番号 |
19K14090
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 香川大学 (2020-2022) 三重大学 (2019) |
研究代表者 |
笹屋 孝允 香川大学, 教育学部, 准教授 (90781120)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 小学校 / 中学校 / 学習規律 / 生徒 / 学習行動 / 中一ギャップ / 学級雰囲気 / 学級適応感 / 中1ギャップ / 動機づけ構造 / 小学生 / 中学生 / 授業研究 / 児童生徒 / 認識のズレ / 学級経営 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の概要は,具体的には次の2つである。 ①質問紙調査により,教師と児童生徒の学習規律の重要度認識の特徴,及び教師-児童生徒間の重要度認識のズレの特徴を明らかにするとともに,児童生徒が教師よりも学習規律を重要視する認識のズレが児童生徒の主体性形成や協同学習への動機づけなどの他要因にどのような影響を与えるのか分析する。 ②授業参観及び面接調査による事例分析から,学級の背景に適合させながら,児童生徒との間にある2種類の学習規律重要度認識のズレに教師がどのように対応しているのか,事例分析により,対応のあり方を検討する。
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研究成果の概要 |
本研究は,授業中の児童生徒の学習行動認識の特徴を調査し分析するための方法の開発を目的とした。授業中の学習行動の認識の概念化,小学校から中学校までの2年間にわたる追跡調査,児童生徒の学校生活に関する認識との関係の分析を課題とした。香川県内にある4小学校と1中学校の協力を得た。 分析の結果,児童生徒の行動認識が2年間で推移する主成分と変化が見られない主成分に分類できること,学級雰囲気や生徒の学級適応感に影響を与える主成分とそうでない主成分に分類できることが明らかとなった。また,学級雰囲気や生徒の学級適応感に関係する種類の行動認識は,小学校と中学校を通した継続的な関係が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、小学校から中学校に進学した児童生徒の授業中の学習行動の認識に関する洞察を提供し,小学校と中学校両者の教師と児童生徒の間で授業中の学習行動の特徴や内容を共有し,また理解することで,児童生徒の学級適応にとって重要であることを示した。この示唆は,教師が児童生徒の学級適応を促すための有益な情報を提供した。また,本研究による質問紙調査法の開発が,学級経営研究のさらなる発展に貢献すると考えられる。
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