研究課題/領域番号 |
19K14105
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | ものつくり大学 |
研究代表者 |
戸田 都生男 ものつくり大学, 技能工芸学部, 教授 (30765293)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 空き家 / 木造住宅 / DIY / 木のものづくり / 教育 / 環境配慮 / 工夫 / 改築 / 暗黙知 / ライフスタイル / 改修 / 小屋 / 蔵 / 実測 / 図面 / モチベーション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,森林環境教育としての木のものづくり活動の経験が木造空き家の改修に及ぼす影響を把握し,その教育効果を明らかにする。さらに木造空き家を活用することで,建築系学生等の日常生活でのDIY(Do It Yourself)を促進して環境配慮的なライフスタイルの実現に貢献する。
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研究実績の概要 |
本研究では,森林環境教育としての木のものづくり活動の経験が木造空き家の改修に及ぼす影響を把握し,その教育効果を明らかにすることを目的にしている。さらに木造空き家を活用することで,建築系学生等の日常生活でのDIY(Do It Yourself)を促進して環境配慮的なライフスタイルの実現への貢献を目指している。 2023年度は,埼玉県加須市の古民家調査の継続で主に,床下と敷地の維持管理について進めた。前年度の古民家内の古物の調査を基に「古物の印象と整理整頓の観点からみた住生活に関する一考察 埼玉県加須市の古民家調査を事例として」と題して,日本建築学会大会(京都)で口頭発表(オーガナイズドセッション:選抜梗概)を実施した。また,木造住宅の改修事例調査として,「木造住宅改修のラフな仕上げ・素材に関する一考察 近年の住宅専門誌を事例とした印象評価」と題して,日本建築学会大会(京都)で口頭発表を実施し,木造空き家改修の傾向や知見を得た。 また,関連して本学での木造在来軸組み構法の実習の構築物に関して,前年度に一般向けDIY誌の取材協力をしたものが,さらに2冊目の掲載に至った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
空き家の古民家である埼玉県加須市の古民家調査は概ね一段落したが,その敷地調査や敷地内の小屋の構築物調査も含めて継続中である。また,上記の古民家と同程度の千葉県佐倉市の古民家改修は完了した。これらに,学内での木造系実習・地域での木のものづくり活動等に関する教育効果ならびに学生の日常生活でのDIYに関する調査での知見を含めて分析・考察を進める予定である。
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今後の研究の推進方策 |
今後のさらなる展開も含めて他地域の実例の視察も取り入れて,改修ならではの設計施工でのDIY的な木のものづくりの創意工夫や,大学での木造教育や木質化プロジェクト等を基に,時期を見据えて研究論文のまとめを行う予定である。
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