研究課題/領域番号 |
19K14112
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 名古屋文理大学 |
研究代表者 |
濱口 輝士 名古屋文理大学, 情報メディア学部, 准教授 (20802531)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 学校改善 / カリキュラム / 教育行政 / リーダーシップ / アカウンタビリティ / 教育行政スタッフ / 研修 / 職能開発 / 専門性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、米国の学校改善支援の一環として行われる校長の専門職能開発のプロセスを検証することを通じて、学校改善に資する校長のリーダーシップ開発の方策とその有効性を明らかにすることである。本研究では、カリフォルニア州を事例として取り上げ、①校長に対する専門職能開発プログラムの内容の調査・解明、②教育行政機関・学校へのヒアリングおよび訪問調査による専門職能開発の実態の解明に取り組み、③専門職能開発における教育行政の専門性の分析を行う。
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研究実績の概要 |
本科研の最終年度に当たる期間は、①カリフォルニア州教育省学校改善・アカウンタビリティ部局(Improvement & Accountability Division)ならびにカリキュラム・教育資源部局(Curriculum Frameworks and Instructional Resources Division) の教育行政スタッフに対する調査、②エルクグローブ統合学区教育行政スタッフに対する調査、③サクラメント市内のチャータースクールへの訪問調査を行った。 ①については、カリフォルニア州におけるカリキュラム策定・教材選定をはじめとした学校への種々のサポートシステムについての資料収集、教育行政スタッフへのインタビュー調査を実施し、教育省による州レベルの支援のメニューとカリキュラムの枠組みについて明らかにした。②については、エルクグローブ統合学区における学区レベルの校長・教員に対する支援・職能開発のプログラムについて、学区スタッフに対するインタビュー調査及び資料収集により明らかにした。③については、州教育省のスタッフからの紹介を経て、Natomas Charter School傘下の初等レベル・中等レベルの学校への訪問調査を行った。調査においては、各学校の校長及び教員へのインタビュー、教育課程表や教科書等のカリキュラム関係の資料収集を行った。 以上の研究活動を通じて、科研最終期間においては、学校におけるカリキュラム編成に着目して、州レベルから学校レベルまでの政策やプログラムについての調査を実施してきた。これらの調査から得られた知見については、2024年の日本教育学会において発表する予定である。
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