研究課題/領域番号 |
19K14187
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 三重大学 (2021) 岡山理科大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
笹山 健作 三重大学, 教育学部, 准教授 (20780729)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 身体活動 / 小学生 / 徒歩通学 / 中高強度身体活動 / 加速度計 / 子ども / 身体活動量 / 歩数 / 通学場面 / 身体活動ガイドライン |
研究開始時の研究の概要 |
子どもの身体活動は心身の健康指標と良好な関連のあることが報告されている。そのため,子どもの身体活動ガイドラインでは,「毎日合計60分の中高強度の身体活動を行うこと」を目標の一つとして推奨している。しかしながら,国内において子どもの身体活動の客観的情報は極めて乏しい状況である。加えて,子どもたちの身体活動を効果的に促進するためには,身体活動ガイドライン達成に貢献する生活場面について解明する必要がある。 そこで本研究では,身体活動の評価法として加速度計を用い,身体活動ガイドラインの達成率を評価するとともに,身体活動ガイドライン達成に貢献する生活場面について解明することを目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究では子どもの徒歩通学と始業前,放課後,1日全体における身体活動量との関連を検討することを目的とした。119名の子どもを対象に通学方法と時間を調査した。歩数,座位時間,低強度身体活動,中高強度身体活動は加速度計によって評価した。徒歩通学者の割合は,往復それぞれ90.8%,89.9%であった。始業前,放課後,1日全体における身体活動量と徒歩通学時間との間は,低から高(r=0.20-0.86)の相関関係が認められた。 本研究の結果から相対的に徒歩通学時間の短い子どもは,日常生活においてより積極的に身体活動を行う重要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,子どもの徒歩通学と始業前,放課後,1日全体における身体活動量との関連を検討した。本研究の結果から,徒歩通学時間と身体活動量との正の相関関係が明らかとなった。特に徒歩通学時間は,歩数と強い関連が,中高強度身体活動と中程度の関連が示された。これらの結果から,徒歩通学の身体活動量に対する重要性が明らかとなった。また,相対的に徒歩通学時間の短い子どもは,日常生活においてより積極的に身体活動を行う重要性が示唆された。
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