研究課題/領域番号 |
19K14198
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
遠藤 優介 筑波大学, 人間系, 助教 (80759051)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 教科教育 / 科学教育 / コンピテンシー / 授業開発 / ドイツ / 理科授業 |
研究開始時の研究の概要 |
今後日本でも広まりが展望されるコンピテンシー指向の理科授業改善に向け、本研究では、ドイツの先進事例の特徴解明を図りつつ、その成果を反映させ、日本におけるコンピテンシー指向の理科授業デザインの理論と実践に関する基礎知見を得ることを目的とする。この目的を達成するため、文献・実地調査によるドイツの科学授業デザインの特徴解明、その成果を活かした日本の中学校におけるコンピテンシー指向の理科授業デザインの開発、授業実践の実施と質問紙調査等による有効性の検証、そして総括による基礎知見の導出という流れで研究全体を遂行する。
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研究成果の概要 |
本研究では、コンピテンシー指向の理科授業デザインに関する基礎知見の獲得を目指し、先進的取組が見られるドイツの科学教育に焦点を当て、育成が目指されるコンピテンシー像や科学授業構成の特徴の一端を解明した。特に、コンピテンシー育成に向けた学習の「文脈」の意義や、文脈設定の特質を明らかにした。それらの成果を踏まえながら、コンピテンシー指向の理科授業デザインの開発視点について検討、考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国際的にもコンピテンシー指向の科学授業のあり方が様々に問われている昨今にあって、本研究の成果は、そうした議論に種々の示唆を提供し得るものである。とりわけ、資質・能力ベースの改訂ともいわれる学習指導要領の本格実施を迎えた日本では、今後さらなるコンピテンシー指向の理科授業づくりが展望されるところであり、本研究で得られた知見はその端緒を開くものとして、学術的・社会的意義を有している。
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