研究課題/領域番号 |
19K14199
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
高阪 将人 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 准教授 (50773016)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 理科と数学の関連付け / アフリカ / 理数科教育協力 / STEM |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,理科と数学を関連付ける4つの方法における授業を具体化するとともに,各授業において育成が目指される資質・能力との関係性を明らかにし,その関係性に基づいた教育プログラムを開発する。そのためにまず,国内外の研究や事例を踏まえ,各方法における授業を具体化する。次に,概念地図法,文脈依存性の調査,パフォーマンス評価の実態把握調査及びその包括的分析によって,各資質・能力の関係性を明らかにする。その後,各資質・能力の関係性に基づき,各授業の構成及び配列を検討し,教育プログラムを開発する。
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研究成果の概要 |
本研究では,理科と数学を関連付ける4つの方法における授業を具体化するとともに,各授業において育成が目指される資質・能力の関係性を明らかにし,その関係性に基づいた教育プログラムを開発した。そこでは,「ニュートンの冷却の法則」や「吹き矢」,「ワクチン接種」を題材とした授業を具体化するとともに,ザンビア共和国における授業実践から,実世界の課題解決や,多面的な視点が育まれることが明らかとなった。さらにこれらを踏まえ,教育プログラムを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの理科と数学の関連付けの研究では,目的・方法・調査法・教授法がそれぞれ個別に議論されており,その対応関係には着目されてこなかった。本研究では,目的・方法・調査法・教授法を一貫して捉え,各方法における授業を具体化する。さらに,一貫して捉えることで,各授業において育成が目指される資質・能力の関係性についての考察が可能となり,その成果に基づいた教育プログラムの開発が実現できる。 また本研究の成果は,アフリカにおける教育協力に対して直接的な示唆をもたらすと考える。実際,理科と数学の関連付けを促す教育プログラムの実践はアフリカの生徒に対して実施するものであり,実践的課題への貢献であるといえる。
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