研究課題/領域番号 |
19K14233
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
王 林鋒 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 特命助教 (70806322)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 外国語教育 / メタ言語能力 / ことばへの気づき / 母語と連携する外国語教育 / 複言語アプローチ / ことばの教育 / メタ言語 / 授業研究 / 複言語教育 / 専門職の学び合う / 複言語 / 小学校英語 / 外国語カリキュラム / 実践研究 |
研究開始時の研究の概要 |
日本では小学校外国語活動・外国語科の先行実施が始まり、学級担任が英語を指導する中、学級担任の強みを活かした小学校ならではの外国語教育の在り方を具体化していく必要がある。本研究では「ことばの教育」という視点から、母語と外国語の連携により言語力向上を目指す「日本型小学校外国語カリキュラム」を構築することを目的とする。そのために、①母語と連携する外国語教育の必要性を検討するため、理論的・実践的な根拠を提示する。②教科書の比較分析により、母語と外国語が関連する言語的項目を選出しモデル化する。③開発したモデルを実際の授業で実践し検証するといった三つの研究方法により目的達成を図る。
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研究成果の概要 |
小学校外国語活動・外国語科の全面実施が始まり、学級担任が英語を指導する中、学級担任の強みを活かした小学校ならではの外国語教育の在り方を具体化していく必要がある。本研究では「ことばの教育」という視点から、母語と外国語の連携により言語力向上を目指す複言語主義アプローチを用いた「日本型小学校外国語カリキュラム」を構築することを目的とした。まず、母語と連携する外国語教育の必要性を検討するため、理論的・実践的な根拠を整理した。そして、教科書の比較分析により、母語と外国語が関連する言語的項目を選出し、ことばへの気づきに焦点に当てた教材を提案し、授業実践および事例検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の外国語としての英語教育研究では、四技能をバランスよく統合しながらコミュニケーション能力を育成する教授法を推進し、母語の使用を極力排除してきた。それに対し、本研究は、母語と外国語を有機的に関連づけ、両者共通の基盤である「言語力」の向上を目指す外国語カリキュラム及び指導法を開発することから、従来の研究とは異なる学術的新規性を持つ。また、このカリキュラム開発は、小学校の学級担任の強みやALTを活かした教科横断型の「日本型小学校外国語教育モデル」と言える。これは、複言語教育においても注目されておらず、日本独自のものとして世界中の外国語教育研究に大きなインパクトを与えるものと考える。
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