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外国語(英語)の読解指導における音読の役割について

研究課題

研究課題/領域番号 19K14252
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関近畿大学

研究代表者

藤永 史尚  近畿大学, 文芸学部, 准教授 (60781060)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード音読 / 黙読 / 読解 / 外国語(英語) / 外国語としての英語
研究開始時の研究の概要

本研究では、日本人英語学習者を対象として、音読(声に出して読む行為)が文章理解の手段の1つとして果たしうる役割について検討する。黙読と比較しながら、次の点について明らかにすることを目標とする。具体的には、(1)読解(理解)の手段としての音読がとりうる形態や方法、(2)そのような音読を活用できるのはどのような読み手か、(3)どのような文章を読むときに音読が機能しうるか、(4)音読によって達成される理解の性質とは何か、である。以上を検討することを通して、外国語(英語)の読解指導への示唆を得る。

研究成果の概要

本研究では、外国語(英語)における文章理解を目的とした音読について、黙読と比較しながら考察した。日本人英語学習者を対象とした調査で得られたデータと先行研究から得られた知見あわせて、音読の形態と方法、読み手、テキストタイプ、読み手の内容理解という観点から検討・考察した。音読での内容理解は、音読前に与えられる指示(例えば、音読速度や読んでいる時にどこに注意するかなど)、読み手の英語力、(読後の読解課題で求められる)内容理解の性質によって影響を受ける可能性が示唆された。しかし、テキストタイプの違いがどのように音読時の内容理解に影響するかは明らかにならなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

外国語(英語)における読解において内容理解を目的とした音読が機能しうる条件を整理することによって、テクストの読み方の1つとして、読解指導のなかで黙読と共に音読を活用しうる可能性を示唆した。また、先行研究をその手法的側面に着目して整理することによって、今後の研究への展望を示した。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Some methodological issues in studying oral reading as a mode of EFL reding comprehension among Japanese learners2021

    • 著者名/発表者名
      Fumihisa Fujinaga
    • 雑誌名

      『文学・芸術・文化』

      巻: 32 ページ: 43-61

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] Oral reading as a mode of reading comprehension in EFL: A research review2019

    • 著者名/発表者名
      Fumihisa Fujinaga
    • 学会等名
      The 24th Conference of Pan-Pacific Association of Applied Linguistics
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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