研究課題/領域番号 |
19K14265
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 新潟青陵大学 |
研究代表者 |
小林 智 新潟青陵大学, 福祉心理学部, 准教授 (60806206)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 不登校 / 長期欠席 / 高等教育段階 / 大学生 / 高等教育 |
研究開始時の研究の概要 |
不登校に関する調査研究は,義務教育段階を中心として高等学校在籍者までをその対象としてきた。しかしながら,近年の調査によって,学校を長期にわたって欠席する学生の存在は,義務教育機関に特有のものではないことが示されてきた。 本研究の目的は,①高等教育段階(大学や専門学校等)における長期欠席者の背景に存する心理社会的な要因について検討すること,②高等教育段階における効果的な修学支援方法を検討すること,③高等教育段階において,どの程度の長期欠席が修学困難を予測するか検討することである。
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研究実績の概要 |
従来までの義務教育段階における不登校研究を踏まえた上での高等教育段階長期欠席者研究の在り方について、方法論的観点を中心に論じてきた。しかしながらこのコロナ禍において大学に登学し授業へ出席するということの持つ意味合いに大きな変化が生じており、多様な形態による授業参加が認められるようになってきたことで、本研究の核をなす概念である欠席(出席)の意味が変質してきており、本研究における問いを再考する必要が生じた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
昨年度に引き続き、感染拡大防止上の事情から新たな授業形態や大学運営形態に対応する必要があり、学事にエフォートを割くことを余儀なくされた。 これに伴う業務負担により、研究の履行に必要な時間を確保することが困難となり、研究の進捗状況は大幅に遅れていると言える。
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今後の研究の推進方策 |
従前の登学による授業出席を前提とした計画の履行は困難であり、大学を巡る情勢を踏まえた上で柔軟に研究計画を変更し履行する。また、感染拡大防止策による業務への影響も次第に小さくなってきていることから当該研究課題へのエフォートを高め、研究の履行を推進する。
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