研究課題/領域番号 |
19K14275
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
斎藤 有吾 新潟大学, 経営戦略本部, 准教授 (50781423)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 学習成果の可視化 / パフォーマンス評価 / PEPA / 対話型論証モデル / 標準テスト / カリキュラム・マップ / エキスパート・ジャッジメント / ルーブリック |
研究開始時の研究の概要 |
近年、推し進められている高等教育改革において、「学習成果の可視化」は重要なキーワードである。学習成果とは、大学での学習の結果、得た知識、技術、態度などの成果を指す。そしてその可視化が多くの高等教育機関において精力的に取り組まれている。しかし、多くの大学で実施されている方法は、ディプロマ・ポリシーに対応するような評価であるとは言い難い。そこで、医療系単科大学の藍野大学を主たるフィールドとして、上記の問題を乗り越えるための学習成果の測定手段を提案し、その信頼性・妥当性・実行可能性を検討し、さらに他分野への適用可能性を検討する。
|
研究成果の概要 |
近年、推し進められている高等教育改革において、学習成果の可視化は重要なキーワードである。本研究ではある医療系単科大学を主たるフィールドとして、学習成果の測定手段を提案し、その信頼性・妥当性・実行可能性を検討し、さらに他分野への適用可能性を検討することを目的としている。コロナ禍において、フィールドとする大学における本研究の計画の進行に実行可能性の観点から困難が生じた。そこで、本研究で焦点を当てる学習成果の評価の手法のいくつかに焦点を絞った。それによって得られた評価情報を用いて、以前まで実施されてきた学習成果の評価ではカバーできなかった資質・能力を評価できることを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学習成果の可視化は重要なキーワードであるが、多くの大学で実施されている方法は、ディプロマ・ポリシーに対応するような評価であるとは言い難い。例えば、学生を対象とした質問紙調査による方法は、教員による直接評価の代替はできない。また、教育関連企業が開発した標準テストは、当該大学や学位プログラムのディプロマ・ポリシーに対応しているとは限らない。そこで、本研究ではある医療系単科大学を主たるフィールドとして、上記の問題をエビデンスをもって示したこと、それを乗り越えるための学習成果の測定手段を提案したことに意義がある。
|