研究課題/領域番号 |
19K14279
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 新潟大学 (2020-2022) 文部科学省科学技術・学術政策研究所 (2019) |
研究代表者 |
白川 展之 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (20556071)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 高等教育 / 研究評価 / 計量書誌学 / 科学計量学 / 政策 / イノベーション / 社会科学 / 評価疲れ / 業績測定 / イノベーション政策 / 総合知 / 評価 / 科学技術 / 計量書誌分析 / 政策評価 / 大学評価 / 行政評価 / 高等教育政策 / 計量書誌指標 / 逆機能 / 評価指標 / 業績評価 / 教員人事 / ピアレビュー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、社会科学研究者とその業績評価(専門領域の研究者のピアレビュー及び所属大学における昇進・業績評価)を分析範囲とし、大学組織における業績評価と研究者個人の専門家間における評価・評判とのギャップについて調査する。このため、社会科学研究の全体構造を俯瞰的・定量的に分析するために社会科学の論文データを分析する。さらに、この情報を基に、国内外の研究大学を調査対象に、国内外の研究大学における研究業績評価と昇進の実態構造を調査・分析する。
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研究実績の概要 |
プロジェクトでは,定量分析に加え,比較のため海外調査を行うこととしていたが,これが新型コロナウイルスの影響でかなわなかった。その代替として,日本で学際的な研究評価の研究を可能にするとともに大学経営に生かすための学会活動で組織体制の基盤整備に力を注いできた。テニュアの常勤研究者になった後は,分野横断的に研究を推進できるよう,国内の学会に積極的に働きかけを行っている。日本評価学会で特集号を編纂し、科学技術評価分科会を設立するなど,公共政策一般の中でも高等教育政策・科学技術に関する評価論を発展させ,高等教育研究の枠を超えて融合的な組織・ネットワークを生かした推進体制に発展させている。具体的には,日本評価学会では、2021年に特集号を編纂後,科学技術評価分科会を2022年度に設立し分科会長に就任したほか,研究・イノベーション学会において大学経営問題懇談会の幹事として2021年の設立に参画し,この2年間連続で全国大会時には企画シンポジウムを両学会においてこの3年間開催してきた。日本高等教育学会でも,2022~23年の課題研究「多様性と包摂」の幹事として,システムの分析を所掌している。 結果的に,研究・イノベーション学会において大学経営問題懇談会の幹事として,人文科学中心の紀要編集者ネットワークとURAと連携しオンラインシンポジウムを開催した成果を発展させるなど代替する活動を進展させ,またOECDのイノベーションと評価に関するレポートの翻訳本を出版することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
海外調査を行うこととしていたが,これが新型コロナウイルスの影響とウクライナ侵攻と円安による渡航費用と滞在費用高騰で実現がかなわなかった。
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今後の研究の推進方策 |
評価を研究する研究者の矛盾する現場での評価体験から社会科学に分析範囲を限っていた前身プロジェクトを人文社会科学系の研究全体に拡張して実施しようという着想に至り、後継プロジェクトを本年度から並行して実施することとしている。
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