研究課題/領域番号 |
19K14303
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
大井 雄平 常葉大学, 教育学部, 講師 (40802997)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 特別支援教育 / 実験系心理学 / 知的障害 / 神経発達障害 / ワーキングメモリ / 短期記憶 / 認知神経科学 / NIRS / 記憶 / 注意 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、知的障害児・者のワーキングメモリ特性とその神経基盤を明らかにし、それに基づいた教育支援方法を開発することを目的とする。ワーキングメモリとは、課題遂行に一時的に必要となる記憶のことである。ワーキングメモリは知的障害児・者に伴う困難と密接な関係にあり、彼らへの支援を検討する上で重要な認知機能として注目されている。本研究では、行動指標に加えて、非侵襲的な脳機能計測によって得られた生理指標をもとに、知的障害児・者のワーキングメモリにおける弱い領域と強い領域を明らかにし、有効な教育支援方法を検討する。
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研究成果の概要 |
ワーキングメモリとは、課題遂行のために一時的に必要となる記憶のことである。本研究では、知的障害児・者のワーキングメモリ特性を行動と脳活動の両面から明らかにし、得られた研究知見に基づく教育支援方法の開発に向けた検討を行うことを目的とした。研究期間を通して新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響を大きく受けることとなったが、本研究により知的障害児・者のワーキングメモリ特性に関するいくつかの側面の理解を進め、研究知見を実際の教育支援につなぐ実践的検討を行うことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、集団を対象とした知的障害児・者のワーキングメモリ特性に関する検討を行うとともに、個人を対象とした実践的な検討として、ワーキングメモリに関与する脳活動の計測を含む機能評価に基づいた教育支援方法の提案とその評価を行った。これにより、知的障害児・者のワーキングメモリ特性に関する基礎的な理解を進める研究知見と、エビデンスに基づいた教育支援に関する実践的な研究知見を得ることができており、本研究の成果には学術的にも社会的にも一定の意義があると考えられる。
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