研究課題/領域番号 |
19K14306
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 横浜国立大学 (2022-2023) 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所 (2019-2021) |
研究代表者 |
神山 努 横浜国立大学, 教育学部, 准教授 (50632709)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / ペアレント・トレーニング / 階層的支援システム / アプリケーション / 階層的支援 / 子育て支援 / 遠隔自学習 / 効果研究 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、自閉スペクトラム症児の子育て支援における階層的支援システムを開発し、その有効性を示すことである。そのためにまず、遠隔自学習による子育て支援プログラムを開発し、効果評価をする。その遠隔自学習と、申請者がこれまでに開発したペアレント・トレーニングから階層的支援システムを構成し、その効果評価をする。本研究を基盤に、自閉スペクトラム症児の効果的な子育て支援の支援機関における実装を進める。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、自閉スペクトラム症児の子育て支援における階層的支援システムの開発と効果検証であった。そのためにまず、ペアレント・トレーニング学習アプリケーションを開発し、その有効性を一事例実験研究法により検証した。その結果、参加保護者が、本アプリケーションの学習を介して、子どもの行動変容に成功したことが示された。さらに、従来より行われている集団形式によるペアレント・トレーニングと、個別形式によるペアレント・トレーニングの階層的支援システムを提案するため、その効果検証を一事例実験研究法により行った。その結果、参加者はいずれかのペアレント・トレーニングで子どもの行動変容に成功したことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、これまでに検討がなされていなかった、自閉スペクトラム症児の子育て支援における階層的支援システムを提案した点にある。その提案のため、第1層のユニバーサルな支援に適用可能な、ペアレント・トレーニング学習アプリケーションを、先行研究に基づき開発し、その効果を示した。 本研究の社会的意義は、障害児支援におけるペアレント・トレーニングの実装促進できる点にある。ペアレント・トレーニングの実装促進には、適用範囲が広いペアレント・トレーニングの開発が必要と考えられた。本研究では、適用対象が広い第1層支援のペアレント・トレーニングを提案することに成功し、これをもとに社会実装が進められる。
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