研究課題/領域番号 |
19K14322
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
森 裕生 鹿児島大学, 総合科学域総合教育学系, 助教 (00758617)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アクティブラーニング / 初年次教育 / システムログ分析 / プレゼンテーション教育 / アカデミックライティング / 学習プロセス / 学習支援 / プレゼンテーション / 振り返り / 視聴行動 / オンデマンド授業 / 視聴状況 / 遠隔授業 / 高等教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究はアクティブラーニング型授業の中でも、授業中に課される演習課題の記述プロセスに着目した研究である。現在多くの大学で、演習課題を含む授業が行われている。これらの授業を対象とし、1~2年目にかけて学生の演習課題の記述プロセスと学習成果の特徴を分析し、その特徴に合わせた学習支援方法の開発を行う。研究最終年度である3年目は、主に開発した学習支援方法の評価や学習支援方法あり方の検討を行う。
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研究成果の概要 |
本研究は、アクティブラーニング型授業における学生の学習プロセスを分析することで、それに基づいた支援方法の開発や支援のあり方を検討するものである。当初は対面授業を対象としていたが、新型コロナウイルス感染症流行の影響を受け主にオンラインでの学習に関するログを取得して分析を行った。主な成果としては、以下の2点である。 第一に、初年次オンデマンド授業における、視聴状況と学習成果の関連を明らかにしたことである。第二に、グループプレゼンテーション活動において、スライド編集ログと振り返り時のプレゼンテーション動画の視聴ログが活発である学生ほど、高い成果を上げていたことが明らかになったことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、大きく分けて2つの研究によって構成されている。第一の研究は、新型コロナウイルス感染症流行下でのオンデマンド授業の視聴状況を明らかにした研究である。歴史的なパンデミック下での学生の学びやそのプロセスを解明した貴重な研究であると言える。 第二の研究は、近年多くの大学で導入されている初年次教育科目における学生の学習プロセスとそれを活用した支援方法に関する研究である。学生の実際の活動に関するログを用いた分析を行うことで、直接的な評価手法を用いて学生の活動プロセスと学習成果の関連を明らかにした。これらのデータがさらなる研究のための基礎的なデータとして活用されることが期待される。
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