研究課題/領域番号 |
19K14333
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 大阪教育大学 (2020-2022) 京都光華女子大学 (2019) |
研究代表者 |
橋元 真央 大阪教育大学, 教育学部, 講師 (80804153)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 保健体育科教育 / 教育工学 / ICT / 身体活動量 / 心拍数 / バイタルセンサ / ヘルスリテラシー / ICT活用 / ヘルスプロモーション / モニタリング / 健康 / 体育 / 身体活動 / COVID-19 / 動作解析 / 健康教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、日本の教育課程におけるヘルスリテラシー育成の現状課題に鑑み、健康教育の加速的促進を図ることを最終目標とする。 学校教育の果たす役割を積極的に推進し、深化発展したICT(情報通信技術)の活用により、個人や集団の健康・身体情報を獲得しながら、情報の入手から理解・評価・活用までを包括的に含むヘルスリテラシー教育システムを構築するために必要となる基礎的な知見の蓄積を目指す。 具体的には、ICT活用教育実践と動画画像処理技術に着目して、1)学習者のヘルスリテラシー及び体力を向上させる教授法を確立し、2)この学習法の信頼性と有用性を検証することで実用性の高い教育システムを開発する。
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研究成果の概要 |
本研究は、ICT(情報通信技術)の活用により、個人や集団の健康・身体情報を取得・モニタリングする活動を、学校体育での学習場面へ応用し、ヘルスリテラシー教育システムを構築するために必要となる基礎的な知見の蓄積を目指した。 研究期間を通じては、幼児・小学生・中学生・大学生と幅広い年齢層を対象とした実証実験を行ない、体育科だけでなく教科横断的な連携教育の中で、ICTを活用した身体情報の可視化および利活用は学習者のみならず教員や養育者の健康意識や行動の変容に有効であり、ヘルスリテラシー育成に寄与することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、教育学的および工学的アプローチを組み合わせて、現代の健康課題の克服をめざし、「パーソナライズ」「クリエイティブ」「シームレス」といったキーワードのもと新たな体育科教育を目指した実践研究である。特にコロナ禍により大きく変容した社会や家庭の状況および健康観に対応していることに新規性があり、社会的意義・挑戦性は高い。 新しいICT(学習者自身の身体情報を常時・即時的に確認できるウェアラブル端末及びモニタリング評価システム)を取り入れた学習環境とその教授法を提唱し、システム導入の効果検証は幅広い年齢層で一定数のサンプルを確保して行われ、実証実験に基づく研究成果を公表できた点で学術的価値が高い。
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