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「問題解決型実習(PrjBL)による手術計画立案実習」による教育効果の実証

研究課題

研究課題/領域番号 19K14349
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分09080:科学教育関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

堀 周太郎  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (20528559)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード術前評価 / 医学生 / 臨床実習 / Project Based Learning / アクティブラーニング / 日本外科学会定期学術集会 / 日本外科学会雑誌 / オンライン教育体制 / 外科教育研究会 / 日本外科学会学術集会 / アンケート / 問題解決型実習 / PrjBL / 手術計画立案実習 / 医学教育 / 外科学 / PBL
研究開始時の研究の概要

外科医の減少が問題となっている現在、医学部教育における外科学教育の見直しが必要である。
我々は医学部生が外科学の知識を応用した医学的な意思決定が行えることを教育目標とし、その一環として外科臨床実習を行う医学部生を対象に、実症例を用いた「問題解決型実習(Project Based Learning; PrjBL)による手術計画立案実習」を考案、試行中である。本教育方略は国内外で例をみない新たな外科学教育手法であり、その教育効果は明らかではない。
本研究は「問題解決型実習(PrjBL)による手術計画立案実習」の外科学教育方略としての有用性を検証し、本方略の良好なエビデンスを形成することを目的とする。

研究成果の概要

2019年度から2021年度まで、約350名に対してProject Based Learning (PrjBL)方式による手術計画立案実習を実施し、アンケート形式により学生の学習意識の変容を評価した。
その結果、実習修了時には病変の解剖,手術適応やリスク評価等の手術計画PBLで検討した項目に対する重要性の認識が増す一方で,術式や手技など,手術内容に対する重要性の認識が減少した。
本件等は日本外科学会学術集会(2回)をはじめとして国内の複数学会・研究会で発表、また日本外科学会雑誌にも2回掲載されたほか、国内メディアからも取材をうけ、医学系情報誌に研究内容が一部報道された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本教育方略のコンセプトは国内外に類例がなく、実施可能性、その教育効果が未検証であった.今回の研究により、本教育方略が従来の医学部教育の枠組みの中で無理なく実施できること、コロナ禍における制限された教育環境でも、教育コンテンツのオンライン化などで継続して実施可能であることが実証された。すなわち、本教育方略は本邦の医学教育において環境を問わず実施可能な、汎用性の高い教育方略と考える。
教育効果としては実習修了時に術前評価に関する重要性の認識が増す一方で、手術内容に対する重要性の認識が減少した。バランスのよい外科医学教育を実施するうえで本教育方略の適切な立ち位置についてはなお検討を要する。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 感染につよい教育体制の構築2021

    • 著者名/発表者名
      堀 周太郎, 中野 容, 松井 信平, 田中 真之, 松田 愉, 永山 愛子, 清島 亮, 関 朋子, 入野 誠之, 松原 健太郎, 高橋 麻衣子, 八木 洋, 阿部 雄太, 林田 哲, 岡林 剛史, 北郷 実, 川久保 博文, 尾原 秀明, 和田 則仁, 北川 雄光
    • 雑誌名

      日本外科学会雑誌

      巻: 122 ページ: 581-583

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [雑誌論文] 特別企画(1)「夢を実現するためのキャリアパス・教育システム」  4.学生に教える「術前評価」―問題解決型実習(Project Based Learning;PrjBL)としての手術計画立案実習―2020

    • 著者名/発表者名
      堀 周太郎 , 中野 容 , 松井 信平 , 田中 真之 , 松田 愉 , 永山 愛子 , 清島 亮 , 関 朋子 , 茂田 浩平 , 入野 誠之 , 松原 健太郎 , 高橋 麻衣子 , 八木 洋 , 阿部 雄太 , 林田 哲 , 岡林 剛史 , 北郷 実 , 川久保 博文 , 尾原 秀明 , 和田 則仁 , 北川 雄光
    • 雑誌名

      日本外科学会雑誌

      巻: 121 ページ: 656-658

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 感染につよい教育体制の構築2021

    • 著者名/発表者名
      堀 周太郎
    • 学会等名
      第121回 日本外科学会定期学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] コロナ禍における、外科臨床実習に対する教育ニーズ・アセスメント2021

    • 著者名/発表者名
      堀 周太郎
    • 学会等名
      7th Surgical Education Summit
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 学生に教える「術前評価」~問題解決型実習(PBL)としての、手術計画立案実習~2020

    • 著者名/発表者名
      堀周太郎、篠田昌宏他
    • 学会等名
      第120回日本外科学会学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 学生に教える「術前評価」~問題解決型実習(Project Based Learning; PrjBL)としての手術計画立案実習~2020

    • 著者名/発表者名
      堀 周太郎
    • 学会等名
      第120回日本外科学会定期学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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