研究課題/領域番号 |
19K14362
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10010:社会心理学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
田中 章浩 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10733503)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | てんかん / 表情認知 / 社会的認知機能 / 社会的認知 / 動画表情認知課題 / 特発性全般てんかん |
研究開始時の研究の概要 |
てんかん患者において,発作が十分に抑制されているにもかかわらず,社会生活が困難な患者が存在する.その原因として,てんかん患者の社会的認知機能の低下が考えられる.内側側頭葉てんかんで社会的認知機能の一つである表情認知機能の低下を明らかにしたが,全般性てんかん(idiopathic generalized epilepsy, IGE)については未だ十分に明らかになっていない.IGEの発症年齢は25歳以下と若く早期に円滑な社会生活を送るためには発作抑制のみならず社会的認知機能を明らかにし取り組む必要がある.今回,動画表情認知課題を用いて特発性全般てんかんの表情認知機能の解明を目指す.
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研究成果の概要 |
以前に我々は内側側頭葉てんかん(mesial temporal lobe epilepsy, MTLE)で社会的認知機能の一つである表情認知機能の低下を明らかにした.本研究では、全般性てんかん(idiopathic generalized epilepsy, IGE)における表情認知機能を明らかにすることを目的とし、基本6表情(喜び,怒り,悲しみ,嫌悪,恐怖,驚き)からなる動画課題を用いて評価を行った.IGEにおいて正常コントロール群と比較して表情認知機能の低下を予測したが、年齢や罹病期間、発作抑制期間について、共分散分析で調整したところ群間で有意差を認めなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はてんかん患者の社会的認知機能の一つである表情認知機能の神経システムの解明を目的とし,臨床応用するものである.IGEの発症年齢は25歳以下と若く早期に円滑な社会生活を送るためには発作抑制のみならず社会的認知機能を明らかにし取り組む必要がある.個々のてんかん患者を支援していく上 で,内科治療による発作抑制だけでなくてんかん患者の社会的認知機能の低下を理解し支援することは重要な課題である.
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