研究課題/領域番号 |
19K14386
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
井邑 智哉 (井邑智哉) 佐賀大学, 学校教育学研究科, 准教授 (80713479)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 時間管理 / 児童生徒 / 時間管理支援 / 時間コントロール感 / 子どもの時間管理 / 親の時間管理支援 / 時間管理の学び方 / 時間アセスメント / プランニング / モニタリング |
研究開始時の研究の概要 |
「将来の予測が困難な時代」において,自分の時間をコントロールし,様々な課題に対処していくことのできる力が子どもたちには求められる。本研究では,時間管理能力の発達過程と,その促進要因に関する一連の研究を通して,「児童生徒の時間管理能力を育む方法」を提案することを目的とする。この目的を達成するために,本研究では以下の2点を明らかにする。 (1)時間管理能力の発達過程について,「時間アセスメント」,「プランニング」, 「モニタリング」という3側面から明らかにする。 (2)時間管理能力の促進要因として,「ワーキングメモリ」,「時間管理支援ツール」,「マインドセット」の影響を明らかにする。
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研究成果の概要 |
児童生徒の時間管理能力に関して,(1)児童生徒の時間管理能力を測定する尺度を開発し,目標設定・優先順位,生活リズムの確立という2因子が得られた。また時間管理について学んだ内容を分類した結果,プラニンニング,モニタリング,時間の活用,他律的な時間管理という4種類が得られた。 (2)親など他者からの時間管理支援が時間管理の促進要因として働くかを検討した。子どもの生活リズムの確立に対しては,親による目標設定の支援,自律性の支援,環境面の支援が正の影響を及ぼすことが明らかとなった。これらの結果は,自律的な時間管理を促す親の関わりと,過剰なコントロールについて示唆を与えるものであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的独自性・社会的意義は,「時間管理能力」を切り口として,自ら学ぶ自律的な学習者について言及することができる点が挙げられる。予測困難な時代において,自分の時間をコントロールし,様々な課題に対処していくことのできる力が子どもたちには求められている。しかし子どもたちは具体的にどのように時間管理を行うのかを教わる機会は少ない。本研究を行ったことで,時間管理を学ぶ時期,内容が明らかとなり,他律的な時間管理から自律的な時間管理へと変えていくために必要な支援が示唆された。
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