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親の子どもへの身体的同調性と調律的応答の関連性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19K14397
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分10020:教育心理学関連
研究機関愛知淑徳大学

研究代表者

蒲谷 槙介  愛知淑徳大学, 心理学部, 准教授 (20758049)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード調律的応答 / 身体的同調性 / アタッチメント / VR / 乳児 / 心的帰属 / 調律 / 情動 / 乳幼児 / 縦断研究
研究開始時の研究の概要

本研究では,乳児一般に対する親の身体的同調性が,わが子に対する調律的な関わりといかなる関連性を有するのかを検証する。そのためにまず,VR(Virtual Reality)システムと複数の身体運動計測機器(加速度センサ,フォースプレート)を統合的に用いて,乳児一般に対する身体的同調性をデータ化するシステムを構築する。この身体的同調性計測システムを用いて,①乳児の親と子育て未経験者(大学生)の比較を通じて親の身体的同調性の特徴を浮き彫りにし,さらに,②乳児一般に対する親の身体的同調性が,乳幼児に対する調律的応答のしやすさをいかに予測するのかを縦断的に検討する。

研究成果の概要

調律的応答の発達的意義をより多角的に検証することを目的とし,Virtual Reality(VR)システムと身体運動計測機器を統合的に用いて,乳児一般への親の身体動作をデータ化するシステムを新規に構築した。このオリジナルの身体動作計測システムを,乳児を子育て中の養育者および非養育者としての大学生に適用し,両者の身体動作上の特徴を比較することを通じて,親の身体動作の特徴を浮き彫りにすることを試みた。さらに,調律的応答の概念的位置づけを整理し,今後の実証的検討が求められる課題を明確化した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

異なる発達的段階にある非養育者(大学生)と乳児を子育て中の養育者に対して等しく適用可能な身体動作計測システムを構築したことは,乳児に対する身体動作の微視的な個人差のデータ化とその発達過程の検証を可能とし,親による調律的応答を支える要因のさらなる解明につながるものである。またその知見は,音楽療法を始めとする多種多様な分野への波及効果が期待される。

報告書

(6件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて 2024 2023 2022 2021 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (7件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 調律の諸相:理論・実証・実践をめぐる近年の動向2022

    • 著者名/発表者名
      蒲谷 槙介
    • 雑誌名

      ベビーサイエンス

      巻: 21 ページ: 22-39

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 行動連鎖の非対称性にみる生後20か月児の調律的行動:母親による非調律的応答と対象児の「恐れやすさ」気質の組み合わせ効果2024

    • 著者名/発表者名
      蒲谷 槙介
    • 学会等名
      日本発達心理学会第35回大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 子の「表現する主体」に大人はいかに感応するか2024

    • 著者名/発表者名
      蒲谷 槙介
    • 学会等名
      日本赤ちゃん学会第24回学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 母親による調律的応答が育む幼児期の向社会性:親の苦痛表出に対する子の行動の組織化2023

    • 著者名/発表者名
      蒲谷 槙介
    • 学会等名
      日本赤ちゃん学会第23回学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] タウGガイダンス分析による乳児の生気情動の質的評価:乳児に対する心的帰属のしやすさとタウ統計量の関連性2022

    • 著者名/発表者名
      蒲谷 槙介
    • 学会等名
      日本心理学会第86回大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 音楽性の揺籃としてのアタッチメント2021

    • 著者名/発表者名
      蒲谷 槙介
    • 学会等名
      日本赤ちゃん学会第21回学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 乳児のカメラ目線および情動表出の有無が乳児への内的状態帰属のしやすさに及ぼす影響2021

    • 著者名/発表者名
      蒲谷 槙介
    • 学会等名
      日本心理学会第85回大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 乳児への内的状態帰属と大学生自身の情動喚起の関連:多次元尺度構成法による心理空間の可視化2021

    • 著者名/発表者名
      蒲谷 槙介
    • 学会等名
      日本発達心理学会第32回大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [図書] わたしたちに音楽がある理由(わけ) 第4章 親子のはざまを繋ぐもの:「音楽性」の観点がもたらす展望2020

    • 著者名/発表者名
      今川 恭子(編著)
    • 総ページ数
      328
    • 出版者
      株式会社音楽之友社
    • ISBN
      9784276139107
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2025-01-30  

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