研究課題
若手研究
本研究では、疼痛性障害に罹患する人を対象として、行動活性化療法(心身の問題を引き起こす行動に代わって、適応的で達成感がある行動を増やしていく心理療法)を行うことで、治療終了直後と治療終了から1年後の生活がより良いものになるのか、そして、脳画像検査などの客観的な生理学的指標が改善しているのかを明らかにする。また、疼痛性障害に罹患する人の中で、どのような特徴を持つ人に、行動活性化療法の効果が得られやすいのかについて明らかにする。行動活性化療法は週に1回90分全4回で行い、4-5名程度の集団療法として行う。
現在研究へのリクルートは終了している。リクルート後のデータについて、データ入力などは終了しており、統計解析用のリスト作成は終了している。集団療法に参加できなかった対象者について、統制条件としての参加者のリスト作成を行っており、データ取得の準備をしている。研究参加者に対して、フォローアップデータの取得などについても準備を行っている。統計解析方法を見直し、事前に設計した解析から、パンデミック時に当初に予定していたデータ取得が不可能になったため、現状でき得る具体的なデータ解析プランにととのえた。1件が論文投稿中であり、もう1件論文を投稿するためにデータのクリーニングを行った。
3: やや遅れている
リクルート終了後のデータ整備や論文執筆について、共同研究者の異動などの関係から連携が遅れ、想定よりも時間がかかり、その結果として論文投稿がやや遅れている。
現在論文1件は投稿済、もう1件の投稿準備について取り掛かっているため、今年度内で研究は終了できる見込みである。
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Current Psychology
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