研究課題/領域番号 |
19K14458
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 星美学園短期大学 (2020-2022) 立正大学 (2019) |
研究代表者 |
渡邉 孝継 星美学園短期大学, 幼児保育学科, 准教授 (00769466)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 自閉症スペクトラム障害児 / 対人関係 / QOL / コミュニケーション / 保護者 / 支援者 / 教師 / 保護者・教師 |
研究開始時の研究の概要 |
ASD児とのコミュニケーションに苦慮する関わり手(本研究では保護者・教師)にASD児のQOLを向上させるコミュニケーション支援技法を提供すべく,ASD児と他者とのコミュニケーションの過程を分析し,対人関係を基盤としたQOL(SI-QOL)を向上させる変数を解明することを目的とする。そのために,半構造化面接による保護者・教師への聴取と検証された変数を組み込んだコミュニケーション支援技法の効果を実証する。本研究の達成により,保護者・教師に過度な負担を強いないコミュニケーション支援技法を提供可能になる。さらに,ASD児のSI-QOLを高め,保護者・教師のASD児との関わりの困難さを減弱可能となる。
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研究成果の概要 |
本報告書では、他者とのコミュニケーションが困難とされている自閉症スペクトラム障害(以下,ASD)児が、他者と円滑なコミュニケーションを行うための条件を検討した。そして、その条件を組み込んだコミュニケーション支援プログラムを開発した。このプログラムは、ASD児が他者と関わることで感じる幸福感を増加させる効果があった。このプログラムは、簡便なプログラムであることから、教育場面や家庭場面での応用可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、日常生活場面において、①ASD児の保護者と円滑に関わるための条件と②保護者の「ASD児の保護者との円滑に関わり」を引き出す条件の検討を行い、③①、②の条件を組み込んだコミュニケーション支援技法のASD児の幸福度に与える影響を明らかにしたことが学術的意義である。そして、③のコミュニケーション支援技法をASD児に実施することで、ASD児の他者と関わることの幸福感が増加することが社会的意義である。
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