研究課題
若手研究
若年層における睡眠時間の短縮,夜型化傾向が著しいわが国において,睡眠相の後退に対する有効な治療法および予防的アプローチの構築は喫緊の課題である。特に,慣習上あるいは社会的に許容される睡眠時間帯より通常2時間以上相対的に後退する睡眠・覚醒相後退障害は児童・思春期に好発し,夜間の睡眠問題だけでなく二次的な問題をも含めた生活上の支障度が極めて大きい疾患である。しかしながら,現在の治療法は生活指導を基盤とする対症療法に限られ,特に若年患者とその家族の抱える負担感は大きい。本研究では,これらの問題に対して従来の時間生物学的治療に心理社会的支援を加えた治療プログラムを構築しその有用性の検証を行う。
生体内の睡眠・覚醒リズムと外部の明暗サイクルとのずれにより、社会生活に支障を来す概日リズム睡眠・覚醒障害がある。その中でも、慣習的または社会的に許容される睡眠時間帯より通常2時間以上相対的に遅れるものは、睡眠・覚醒相後退障害(Delayed Sleep-Wake Phase Disorder:DSWPD)と定義される。本研究では、従来の時間生物学的治療に認知行動的技法を組み合わせたDSWPD用介入プログラムの構築を目的とした。DSWPD傾向のある者に本プログラムを実施した結果、睡眠相の前進および社会生活への適応が示唆された。
本研究では、DSWPDに対して、時間生物学的治療と認知行動的アプローチを統合した包括的介入プログラムを構築し、その有用性を検討した。本プログラムは、我が国におけるDSWPD治療の選択肢を拡げることが期待されるとともに、睡眠の夜型化や生活リズムの乱れが生じやすい若年層に対して、実践的かつ予防的な睡眠・覚醒リズム調整のアプローチとしての応用可能性も示唆される。
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