研究課題/領域番号 |
19K14487
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
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研究機関 | 岩手医科大学 (2021) 近畿大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
望月 圭 岩手医科大学, 医学部, 講師 (50779931)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 神経科学 |
研究開始時の研究の概要 |
身体を動かすと「その運動を自分の意思で行なった」という感覚が生じる。これを運動主体感という。一見あたりまえのこうした知覚の成立には、自身の運動出力と身体状態の感覚フィードバックの高度な比較処理が必要であり、その神経メカニズムは未だ明らかになっていない。本研究は、動物実験において運動主体感を定量する行動課題を開発するとともに、課題遂行中の脳活動計測と薬理介入を用いて、運動主体感の生起と異常のメカニズムの解明を目指すものである。
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研究成果の概要 |
自身の運動にともなって生じる「自分の意思でその運動をしようと思って行なった」という主観的な感覚(運動主体感)は、われわれの日常生活上の行動になくてはならないものである。しかしながらこうした主観的感覚を実験動物で定量することは難しく、その神経生理基盤の研究方法は限られていた。本研究は、ヒトで発見された運動主体感の定量法を動物でも実施可能な行動課題へと発展させ、ニホンザルにおいて実際に実験を行なうことで、動物実験による運動主体感の生起と異常の神経メカニズムの解明への道を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトにおいて運動主体感を定量する方法は、運動の自己帰属性について直接的に内観報告を得る手法や、心理物理実験により間接的に運動主体感の程度を推定する手法などがあるが、いずれも言語的な報告が必要となり、動物実験に応用するのは困難だった。本研究では、こうした先行研究の行動課題を実験動物向けに変更することで、動物においても運動主体感の程度を推定する方法を提唱した点に大きな学術的意義がある。
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