研究課題/領域番号 |
19K14587
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分12040:応用数学および統計数学関連
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研究機関 | 日本赤十字看護大学 (2020) 千葉大学 (2019) |
研究代表者 |
川崎 洋平 日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (90711573)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ベイズ統計学 / 生物統計学 |
研究開始時の研究の概要 |
2016年にアメリカ統計協会から有意確率(以下:P値)に関する声明が発出され、P値の適正な使用と解釈に関する原則が明示された。本声明に対するディスカッションペーパーでは、P値に代わる統計学的方法の1つとしてベイズ統計学の利用が示唆された。これを機にベイズ統計学を用いた意思決定に関するしての議論が活発化している。しかしながら、ベイズ統計学を用いた意思決定の方法は未だ確立されてはいない。本研究では、ベイズ統計学を用いた意思決定方法の確立(比較の指標とサンプルサイズ設計)を目的とする。
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研究成果の概要 |
申請者はいくつかのベイジアンインデックスを提案してきたが、カテゴリカルデータ、生存時間データへの適用方法は未完成であり、理論的に不十分な側面がある。従って、カテゴリカルデータと生存時間データに柔軟に適用できるベイジアンインデックスを提案した。 有効・無効を同時に考慮した新しいベイズ流症例数設計方法の枠組みを提案した。本症例数設計法における有効・無効の判定基準として、申請者が提案したベイジアンインデックスを利用する。さらには、構築された新しいベイズ流症例数設計法の枠組みを、2値データをエンドポイントから、生存時間データに適用することで、新しいベイズ流症例数設計法の拡張を図った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ベイズ流の解析手法は古くから多くの方法が提案されているが、仮説検定のように「意思決定」につながる方法論は、ベイズ統計学の枠組みでは確立されていないのが現状である。以上のことから、「ベイズ統計学を用いた意思決定の方法」は未だ確立されてはいないという問いに対して、本研究では、ベイズ統計学を用いた意思決定方法の確立を目指すという明確な回答で研究を行う。
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