研究課題/領域番号 |
19K14761
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分16010:天文学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
笹田 真人 広島大学, 宇宙科学センター, 特任助教 (10725352)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ジェット / 活動銀河核 / 電波干渉計 / 可視光 / スパースモデリング / 偏光 / 電波 / 天文学 / 多波長 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、銀河中心から噴出されるジェットの粒子加速機構の理解のために、粒子加速場所を特定しブラックホールからの位置を推定することである。そこでジェット内で粒子が加速される領域を、多波長偏光観測(可視光観測+電波観測)から得た偏光データを用いることにより特定する。電波ジェット画像を再構成するために疎性モデリングを利用する手法は現在開発が進んでおり、この新たな手法を用いることで従来より数倍空間分解能がいいジェット画像を取得する。これを用いることで、より細かい構造を分解し、電波偏光と可視光偏光を比較することで、粒子加速領域を特定する。
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研究成果の概要 |
本研究は活動銀河核ジェットの内部で発生する高エネルギー電子の加速現場の特定を目的に活動を行なった。そのため電波干渉計データを画像化するためのソフトウェアを開発し、実際のデータに適用することで従来に比べ数倍空間分解能がいい画像を取得することに成功した。複数期間によって取得されたデータに対して超空間分解画像を作成することで、ジェットの時間的変化をつぶさに捉え、そのジェットの挙動からジェットを構成する螺旋磁場の存在を特定することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では電波干渉計データを画像へ再構成するソフトウェア開発の一端を担っている。開発したソフトウェアは電波干渉計データ一般に適用可能であり、過去に取得されたデータに適用することで、今まで以上の空間分解能の画像を取得することが可能となり、本研究のみならず広く応用が可能な技術となる。
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