研究課題/領域番号 |
19K14857
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分18020:加工学および生産工学関連
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
松隈 啓 東北大学, 工学研究科, 助教 (90728370)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 半導体レーザー / 角度計測 / レーザー分光 / 半導体レーザ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,分解能と測定範囲のトレードオフ関係を破る新しい原理のオートコリメーション法を提案する.オートコリメータ開発,レーザ開発,波長較正器用の分光システム開発を行い,上記を原理実証する.精密計測分野で培われてきた角度精密計測手法であるオートコリメーション法と,これまで精密計測分野ではほとんど用いられていない,波長可変レーザ技術の融合による学際的開拓である点が本研究の独自的な点である.
|
研究成果の概要 |
本研究では,分解能と測定範囲のトレードオフ関係を破る新しい原理のオートコリメーション法を提案する.精密計測分野で培われてきた角度精密計測手法であるオートコリメーション法と,これまで精密計測分野ではほとんど用いられていない,波長可変レーザ技術の融合による学際的開拓である点が本研究の独自的な点である.そのために,電流変調型半導体レーザーシステムの開発,および分光システムの開発,さらに角度センサシステムの構築を通して,オートコリメータと呼ばれる既存の角度センサを拡張し,新たな検出原理を創出した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は第一に,精密計測分野ではほとんど用いられていない波長掃引型のレーザーを用いて,角度計測における分解能と測定範囲のトレードオフ関係を破る新しい原理を創出したことにある.これにより,測定範囲の制限を波長掃引レーザーで打ち破ることができることを示した.さらに,波長掃引型のレーザーの用途を示したことで,精密計測学分野界隈での光学計測法の裾野を広げたことが波及効果として考えられ,この点については今後の発展を期待し,社会的意義として位置付ける.
|