研究課題/領域番号 |
19K14862
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分18020:加工学および生産工学関連
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研究機関 | 関西大学 (2021) 東京理科大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
川田 将平 関西大学, システム理工学部, 助教 (60822517)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 切削 / イオン液体 / 摩擦 / 添加剤 / その場観察 / 分解過程 / 切削加工 / トライボロジー / 潤滑 / 化学分析 |
研究開始時の研究の概要 |
航空・宇宙産業は、今後わが国の製造業を牽引する分野であると期待されている。本産業は超熱超合金やチタン合金など最先端材料を使用するが、高い精度に加工するのが困難であり、加工工具の開発が盛んに行われている。 しかしながら、加工油の開発はオープンには行われておらず、精密加工性を向上させるには、加工油の作用メカニズムの解明が必要である。 本研究を遂行することにより、最先端材料を高い精度で加工することが出来る加工油の開発を促進できると考えられる。 また、昨今の高齢化に伴い、高精度な加工が要求されるインプラントや手術用機器などの医療機器の需要拡大も進んでおり、医療分野における波及効果も期待される。
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研究成果の概要 |
航空宇宙分野等、今後の日本産業をけん引する分野で使用される材料は、難削材料が使用されている。したがって、難削材料の快削性を向上させることが非常に重要である。本研究は、即効性の高い対策としてイオン液体を用いた新たな加工油の開発を試みた。 本研究を遂行した結果、ステンレス鋼やチタン合金に対して摩擦係数の低い加工油を開発することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究は、難削材料の快削性を向上させる加工油の開発である。この成果は、日本産業をけん引する航空宇宙分野などへの応用が期待することができ、社会的に大きな意義がある。 また、加工面で起きる現象をリアルタイムで計測することにも成功しており、潤滑などを取り扱うトライボロジー分野や固液界面などを対象とした表面科学分野への波及効果も期待することができる。
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