研究課題/領域番号 |
19K14929
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分20010:機械力学およびメカトロニクス関連
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研究機関 | 東京農工大学 (2022) 早稲田大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
矢田部 浩平 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20801278)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 光学的音響計測 / 信号処理 |
研究開始時の研究の概要 |
マイクロホンなど従来の方法では原理的に計測できない音場に対して,レーザ干渉計を用いて非接触に音を計測する光学的音響測定の研究を進めている.計測法やデータ解析手法に関する検討を行い,光学的に測定可能な音響現象の種類を増やしてきた.一方,現実の応用問題へ適用するにあたり,これまで取り組んだ計測法自体の改善に加え,計測されたデータに対する発展的な信号処理も検討する必要があるが,現状は基礎検討に留まっている.本研究では,これまで発展させてきた光学的音響測定手法を現実の工学的問題に適用することを目指し,光学干渉計によって測定された音響データに対する信号処理について検討を行う.
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研究成果の概要 |
音を光学的に計測する光学的音響計測の計測対象を広げるために,画像処理による音響情報の抽出,アレイ処理の適用,投影像からの三次元音場の復元,水中音場への適用,計測領域拡張のための測定系,移動物体近傍の音場の計測,測定器校正への応用などの研究を行った.これらの研究により,計測の対象となる音場としてこれまで扱われてこなかった音場を新たに計測できることがわかり,またその信号処理によって各測定データから音響情報の抽出が可能なことを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の研究では測定されてこなかった音場を光学的に測定できることを示したことにより,音の情報が重要な工学的または工業的な応用に適用可能な範囲を広げることができた.それにより,光学的音響計測を実用に近付けることができた.
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