研究課題/領域番号 |
19K14996
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分21030:計測工学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
笹山 瑛由 九州大学, システム情報科学研究院, 准教授 (60636249)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 磁気計測 / 磁気マーカー / 磁性ナノ粒子 / 磁気粒子イメージング / 逆問題 / 空間フィルタ / マルチセンサー / 体内診断 / 強磁場 / 傾斜磁場 / 逆問題解析 / イメージングシステム / 信号処理 |
研究開始時の研究の概要 |
人体内の磁気マーカーから磁気信号が十分得られるような高磁場生成・計測システムの開発を行う。続いて、複数のセンサーを配置した場合の磁気的干渉を抑制したマルチセンサー磁気計測システムの開発を行う。また、磁気マーカーから得られる磁気信号のモデル化を行い、システムの高感度・高分解能化を計る。さらに、実用性を検証するため、ファントムを用いたイメージング実験を行う。
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研究成果の概要 |
磁気ナノ粒子を含有した磁気マーカーを体内の疾患部に蓄積させ、その位置と量を体表面から検出し可視化する磁気粒子イメージング技術は、新しい体内医療診断技術としてその開発が期待されている。本研究ではまず、マルチセンサー磁気計測による磁気マーカーの検出をするためのハードウェアを開発した。次に、その磁気計測データの信号処理(ソフトウェア)の高度化を行った。その結果、強い交流励起磁界からの影響を抑制しながら、磁気マーカーから発生した非常に微弱な磁気信号を計測できるシステムが完成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
強い交流励起磁界による磁気ナノ粒子サンプルの磁化と、そのような環境下で、磁気マーカーから生ずる非常に微弱な磁気信号をマルチセンサーによって検出できる手法を考案し、そのことを理論的のみならず実験的に示すことができた。また、そのマルチセンサーの信号処理技術を高度化することによって、深い位置での磁気マーカーの位置推定ができることを実証した。このことは、人体の深い位置にある疾患部を検出できることを示唆している。
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