研究課題/領域番号 |
19K15070
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分22020:構造工学および地震工学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 耐震補強 / レンガ壁 / 耐震性能評価 / フェロセメント補強 / Retrofit of RC frame / Ferrocement / Retrofit of masonry / RC frame / ferrocement / seismic evaluation / masonry infill / Retrofit Masonry / Reinforced Concrete / Seismic Retrofit |
研究開始時の研究の概要 |
This research aims to reduce earthquake disaster risk by improving the seismic capacity of vulnerable masonry walls by strengthening with Ferro-cement (FC) . Specifically speaking: this research experimentally develop the ideal connection details and steel area ratio of FC.
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研究成果の概要 |
2009年のイタリア・ラクイラ地震や2015年のネパール地震など、近年の地震では無筋石積み壁(URM)を持つ鉄筋コンクリート(RC)造の建物が繰り返し大きな被害を受け、多くの方が亡くなっています。本研究では、石積み壁の耐震性能を向上させるための低コストな改修工法「フェロセメント」を開発しました。本研究では フェロセメントを用いた耐震改修工法に地震力を加える実験を行い、耐震性能と破壊モードの確認を行った。その結果、耐震性能は向上し、開発した工法には耐震性能の異なる4つの破壊モードが存在することがわかった。そこで,開発した耐震改修工法の各故障モードに対応した評価方法を提案して実験で検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RC造建築物における石積み壁(URM)の脆弱性は、特に発展途上国やヨーロッパ諸国では石積みが広く使用されているため、世界共通の問題である。従来のの耐震補強工法は比較的高価であり、施工にも手間がかかるため、適用が限られている。 本研究で提案したフェロセメントを用いた工法は、低コストで建築物への適用が容易であり、世界、特に発展途上国における地震災害の軽減に大きく貢献するものである。
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