研究課題/領域番号 |
19K15091
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分22030:地盤工学関連
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研究機関 | 東京電機大学 |
研究代表者 |
石川 敬祐 東京電機大学, 理工学部, 准教授 (00615057)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 液状化 / 液状化判定 / 室内土質試験 / 繰返しねじりせん断試験 / 地震波形 / 液状化強度 / 地震波 / 不規則性 / 消散エネルギー / 地盤防災 / 地盤の挙動 / 地震動特性 / 損失エネルギー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究で対象とした力の釣合に基づく液状化判定方法は,1964年の新潟地震やアラスカ地震を契機に国内外において研究され,1978年に液状化判定方法として確立された.その後,兵庫県南部地震後にレベル2地震動についての見直し,東日本大震災後に設計水平震度や液状化強度比の推定方法の一部が見直された.しかし,地震動特性による補正係数の見直しは行われていない. 本研究は,現行液状化判定方法の高度化を目指し,巨大海溝型地震が液状化強度に及ぼす影響に関して実験的に解明し,地震波荷重のランダム性に関する補正係数を定量的に立証する.また,エネルギー的な解釈や累積損傷度理論とも比較し,同指標の妥当性も評価する.
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研究成果の概要 |
2011年東日本大震災や2016年熊本地震では,液状化に伴う地盤災害が発生した.また,南海トラフの巨大地震や首都直下地震の発生が危惧されている.このような地震に備えるためには,地震動波形の特徴を考慮した合理的な液状化予測を行う必要がある.本研究では,様々な地震波形による砂質土の液状化特性を解明するために繰返しねじりせん断試験を実施し,砂質土の液状化強度に及ぼす地震波形の影響を定量的に解明した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地震波形の形状が液状化強度に及ぼす影響を定量的に定めた.そして現行の液状化判定手法との定量的な違いを示し,合理的な液状化判定の方法を提示したことは社会的意義が大きい.また,一連の実験を通じて不規則な地震動下での砂質土の液状化過程を考察したところ,地震波形の繰返し波数が多い場合はより液状化し易い波形特性であることを実験的に解明したことは学術的に新たな知見が得られて意義は大きい.
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