研究課題/領域番号 |
19K15159
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
渡部 典大 北海道大学, 工学研究院, 助教 (80823400)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 都市デザイン / 積雪寒冷都市 / 屋外利用行動 / オープンスペース / デザインガイドライン / 都心再開発 / 画像解析 / 機械学習 / 公共空間 / 札幌市都心部 / 屋外公共空間 / 利用実態 / 実測調査 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、積雪寒冷都市における望ましい公共空間デザイン手法を構築するために、以下を明らかにする。冬季の公共空間において利用行動調査を行い、冬季の利用行動を促進する複合的公共空間デザイン(建築物、仮設構築物、装飾等)を明らかにする。ソーシャルネットワーキングサービスに投稿された、積雪寒冷都市の公共空間で撮影された写真の分析から公共空間に対する人の意識構造を把握し、人の意識を惹きつける公共空間デザイン要素を明らかにする。
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研究成果の概要 |
積雪寒冷都市冬季を対象に、常設的な建築物や仮設的な構造物を含めた複合的公共空間デザインと利用行動の関係、公共空間に対する利用者意識を分析し、冬季の気候に適応した利用を促す公共空間デザインの方針を明らかにした。 気温が低下する寒冷期から積雪を伴う積雪期における利用行動調査から屋外環境と利用行動の関係を把握し、仮設的空間要素を伴うイベント時と常設的空間要素のみの非イベント時の利用行動の比較から仮設的空間要素と常設的空間要素の利用行動への影響を明らかにした。 Instagramに投稿されたテキストと画像について機械学習を用いて分析し、利用者の意識に影響を与える都市空間要素およびその組合せを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年利用行動を促進する仮設空間を含めた複合的な公共空間デザインが近年着目されているが、積雪寒冷都市冬季を対象とし気候や屋外環境と公共空間デザインとの関係を分析した研究は極めて少ない。また公共空間の屋外環境に対する意識(温冷感)の分析などは既往研究に見られるが、公共空間デザインに対する空間意識を対象とした研究は少ない。 本研究は、厳しい冬季の気候により利用低下が著しい積雪寒冷都市の公共空間を対象に、屋外環境と利用行動の関係性および利用者意識と都市空間要素の関係を分析することで、行動解析と空間意識解析という複眼的な解析に基づき、複合的公共空間のデザイン指針とその解析手法を明らかにした点に意義がある。
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