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高度経済成長期以降に開発された岐阜県北部の別荘地の実態解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K15182
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分23030:建築計画および都市計画関連
研究機関岐阜市立女子短期大学

研究代表者

臼井 直之  岐阜市立女子短期大学, その他部局等, 講師 (50790185)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード別荘地 / 中山間地域 / 多拠点居住 / 類型化 / 高度経済成長期 / 別荘地管理 / 二拠点居住 / 空き家 / 高度経済成長
研究開始時の研究の概要

岐阜県北部(高山市、郡上市、飛騨市)には高度経済成長期以降に開発された大規模な別荘地が多数ある。開発から約50年を超えたそれらの別荘地には、建物の耐用年数や、耐震性、空き家増加等の潜在的な問題が存在すると考えられるが、その実態は明らかにされていない。
そこで本研究では、岐阜県北部を対象とし、別荘地の規模や立地などを調査し、基礎的な情報からその特徴を把握する。また、開発を後押しした社会的背景とその変化、および現在の土地と建物の所有者の問題を調査する。それらから、別荘地が抱える潜在的な問題点を指摘し、その解決の糸口を探る。

研究成果の概要

岐阜県北部における大規模な別荘地の実態を明らかにすることが、本研究の目的である。まずは、別荘地における基本的情報を収集し整理した。そして、別荘地面積が100haを超える大規模な別荘地が複数存在することや、面積の割に建設された建物数が少ない別荘地があること、各別荘地における植生の構成比を、具体的に明らかにした。また、別荘地面積、建物数、建物密度、投影面積、傾斜角、標高からなる類型と、植生の構成比による類型とを組み合わせる方法を示した。その方法によって、対象とする20ヶ所の別荘地は、最終的には9つのカテゴリーに分類され、それぞれの別荘地の特徴が明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

岐阜県北部において、大規模な別荘地が存在するということは漠然とは知られていながらも、その全体像、各別荘地内に建つ建物の数、別荘地の地形に関する特徴は、具体的には示されてこなかった。また、別荘地は基本的には民間の開発地であるため、行政の施策の対象とされることもなかった。本研究はそうした状況を動かすきっかけとなると考えている。中山間地域における別荘地のあり方を再考することで、地域にとっては、雇用・産業の創出、関係人口の増加などの新たな展開が見出せるとも考えられる。また、社会全体にとっては、多拠点居住を含めた豊かなライフスタイルの創造の一端に寄与する事ができるとも考えられる。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 別荘地の開発時期と規模の調査に関する考察2021

    • 著者名/発表者名
      臼井直之
    • 学会等名
      2021 年度日本建築学会大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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