研究課題/領域番号 |
19K15228
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分24020:船舶海洋工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 |
研究代表者 |
南 真紀子 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, 海上技術安全研究所, 研究員 (10415804)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 自動運航船 / 避航操船 / 衝突回避 / 自律運航船 |
研究開始時の研究の概要 |
自律運航船の研究の中で衝突回避は重要な課題の一つである。避航操船には他船の動向予測など不確定な事象に対する判断が含まれており、避航技術が確立した場合でも危険な見合い状態が発生しやすい海域を避けて航行することは安全性の向上に効果がある。そこで本研究では、航海計画立案時にそのような海域を避けた計画航路を自動的に選定するシステムを検討する。 具体的には、危険な見合い状態が発生しやすい海域は衝突リスクが高いと考え、衝突及びニアミスの発生点の分析から衝突リスクをもとめる。そして、2点間を航行するルートを、遭遇する衝突リスクができるだけ小さく、かつ出発(到着)時刻、航行距離等が最適となるよう決定する。
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研究実績の概要 |
自動運航船に対する関心が高まり,日本でも自動運航船の実現に向けた取り組みが進められている.これらの開発では,自動化システムにより,近年課題となっている船員の減少や高齢化に対処するため船員の負担軽減や省力化を図ること,及び海難原因の約8割を占めるとされる見張り不十分や操船不適切等の人的要因による事故を減少させ航行の安全性の向上を図ることが期待されている.すなわち,自動運航船の実現に向けて重要な課題の一つが自動避航操船であり,他船等の障害物を検知し,安全に避航することが求められている.一方、避航操船は他船の動向予測など不確定な事象に対する判断が含まれており、避航技術が確立した場合でも危険な見合いが発生しやすい海域を避けて航行することは安全性の向上に有効であると考える。そこで本研究では、航海計画立案時にそのような海域を避けた計画航路を自動的に選定するシステムを構築する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナの影響により実務者へのヒアリング、シミュレータ実験の実施に遅れが生じた。
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今後の研究の推進方策 |
海域の特徴をふまえた計画航路作成手法の構築とシミュレータ実験等により有効性の評価を実施する。
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