研究課題/領域番号 |
19K15241
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群) (2020-2021) 青山学院大学 (2019) |
研究代表者 |
高橋 奈津美 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 電気情報学群, 講師 (60780319)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 多目的ネットワーク / パレート最適 / 最適設計 / アルゴリズム / ネットワーク / パレート解 |
研究開始時の研究の概要 |
ネットワーク多目的最適化問題において,実社会における状況の変動や,ネットワークのコンポーネント故障等の波及効果を考慮するために,本研究ではコンポーネント間の相互作用性を考慮した変動的多目的ネットワークに注目して研究を行う. このような複雑なネットワークモデルに対して,パレート解の分布・複数の評価値の関連性や,評価値変動下における特徴的なネットワーク構造を分析し,効率的にパレート解探索を行う方法を検討する.
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研究成果の概要 |
本研究では,ネットワーク構造を有するシステムを対象に,コンポーネントの評価指標やネットワーク規模が変化する多目的ネットワークに対して適用可能であるパレート解の効率的な探索手法を検討した。その成果として,信頼度を考慮した多目的ネットワークに対し,遺伝的アルゴリズムによる解探索法の構築,故障・修理過程を考慮したシステム状態の変動を有するネットワークの性能評価手法の提案を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,解探索が困難であるとされる多目的最適化問題において,パレート解の分布領域やパレート解となりうる構成要素を導出し,その最適解の持つ特性を遺伝的アルゴリズムに反映した点が特徴的である。研究成果は,変動的ネットワークにおける最適解探索の土台となるものであり,モデルを拡張することで,状況の変化を考慮した配送計画などの指針の提示や,故障等の影響を考慮したネットワーク設計が可能になると考えられる。
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