研究課題/領域番号 |
19K15244
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
梶原 千里 静岡大学, 情報学部, 准教授 (70707835)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 災害医療 / 事業継続 / 災害訓練 / 教育・訓練 / 危機意識 / 教育訓練 / 災害時事業継続 / 教育効果測定 |
研究開始時の研究の概要 |
災害時の医療の継続性を高めるには,関連組織の連携が不可欠であり,それを体系的に実施するには,地域単位の事業継続マネジメントシステム(地域BCMS)が構築されなければならない.そのためには,関連組織で地域BCMSを導入,推進するための教育(地域BCMS教育)を実施する必要がある.本研究では,職員個々人の危機意識を向上できるような効果的な地域BCMS教育の方法と,その有効性を実証する方法を明らかにすることを目的とする.
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研究成果の概要 |
自然災害の多い我が国では,災害時の事業継続性の向上が喫緊の課題である.災害時の医療の継続性を高めるには,関連組織の連携が不可欠であり,地域単位での事業継続マネジメントシステム(以下,地域BCMS)の構築が急務である.本研究の目的は,地域BCMSを関連組織に導入,推進するための教育において,職員の危機意識を向上できるような教育方法,実証方法を明らかにすることである.教育内容は①BCMSの意義,②災害対策本部の運営,③停電や断水発生時の業務への影響の3つとし,ある災害拠点病院で実施した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,提案する教育方法,実証方法を実際の現場に適用し,その有効性を検証した.対象病院で研究を進めたが,このケースを検証し,その結果に基づき,他の組織でも広く活用できるよう一般化した方法論を提案した. 近年,日本では,熊本地震,北海道胆振東部地震などの大地震の発生に加え,集中豪雨による水害も頻発するようになり,事前に組織的な取り組みによって,災害に備えることが急務となっている.本研究の成果によって,マネジメントシステムの中でも特に重要な要素である人材の危機意識を促すことができ,事前対策の立案の活性化が期待できる.
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