研究課題/領域番号 |
19K15252
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分25020:安全工学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
土井 俊央 岡山大学, 自然科学学域, 助教 (20794077)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ビジランス / 自動運転 / 覚醒水準 / 監視作業 / 準自動運転 / 生理指標 / 自動車警報システム / ヴィジランス / 瞳孔径 / 警報システム / 警報モーダリティ / 生体計測 / 自動運転車 / リスク補償 / 自動車人間工学 / ドライバ行動 |
研究開始時の研究の概要 |
Level 2, 3の自動運転車では運転作業にかかるドライバの負担軽減が期待されるが,(1)走行中に別の作業を行う,(2)注意散漫状態でも走行を継続してしまう,といったリスク補償行動により安全が阻害される懸念がある.本研究では上記(1),(2)のリスク補償行動下での安全性向上のために,準自動運転中に想定されるドライバのリスク補償行動の特性と走行中のドライバの挙動の関係性を明らかにし,リスク補償行動への対策を検討する.
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研究成果の概要 |
準自動運転状況では,単調な監視作業が続く中で,注意力が低下してしまうことが懸念される.Level 2やLevel 3の自動運転レベルでは,システムが加減速・ステアリングを制御するとはいえ,その範囲は限定的であり,ドライバの注意力が低下した状態が続くことは好ましくない. 本研究では,長時間の準自動運状況の安全性向上を図るために,長時間の自動運転がドライバのビジランスや覚醒水準に与える影響を調査し,ビジランスを維持し,監視作業のパフォーマンスを高めるための方策を検討した.また,ドライバの生理指標の時系列的な変化に基づいて,ドライバの覚醒水準の度合を推定するための基礎的検討を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自動運転車についての研究開発の進展は目覚ましく,Level 2,Level 3の自動運転車はすでに市場に多く登場している.これらはドライバの負担を軽減し,快適性・安全性を向上させることが期待されているが,ドライバに要求される作業が異なることによる安全上の課題も懸念される.本研究では,自動運転中の監視作業がドライバの挙動やパフォーマンスに与える影響を理解し,自動運転車の安全性向上に寄与するものである.
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