研究課題/領域番号 |
19K15274
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分26010:金属材料物性関連
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研究機関 | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群) (2021-2022) 東京大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
北原 功一 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 電気情報学群, 講師 (70758036)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 複雑構造固体 / 熱電輸送特性 / 量子拡散 / 第一原理計算 / 実験的検証 |
研究開始時の研究の概要 |
量子拡散は準結晶と呼ばれる複雑構造固体の特異な電気伝導特性を説明する為に提案された機構の一つです.この機構は原理的には準結晶やその関連物質に限らず,一般の複雑構造固体において支配的な電気伝導機構となる可能性があります.この研究では量子拡散の理論を発展させ,複雑な結晶構造を持つ熱電材料の特性の解析,さらには予測をする為の基盤を確立する事を目指します.
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研究実績の概要 |
令和3年度以降、他業務の多忙のために本研究課題に対するエフォートを十分に確保できない状況が続いている。令和4年度は、年度当初に「科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)実施状況報告書(研究実施状況報告書)(令和3年度)」で報告したように、特に年度の前半に十分なエフォートを確保できない見込みであった。しかし、実際の状況は年度当初の想定よりもさらに厳しく、令和4年度を通じて本研究課題に対してほとんどエフォートを確保できなかった。そのため、補助事業期間の延長を申請した。 令和5年度も本研究課題の計画時の想定と比較して引き続き他業務の多忙が見込まれるが、現時点で本研究課題に対するエフォートを捻出しやすい状況を作ることができている。残された時間は短いので、着手する課題の優先順位を見直し、関連分野への貢献を最大化できるよう努める。実験検証については、当初は出来る限り多くの材料を評価する計画であったが、本質的な部分は令和2年度までの研究ですでに実証できていると考えられる。理論についても、まだ改良の余地はあるものの、現在の熱電材料分野での研究動向を踏まえると、令和2年度までに検討した理論でも十分に分野の発展に貢献できる内容になっていると考えられる。喫緊の課題は、その理論を使って第一原理的に熱電特性を計算できるようにすることであり、これを令和5年度の優先課題とする方針である。特に電子・フォノン散乱や、当初の計画には含まれていないが熱電材料で重要な不純物散乱の効果を取り入れた計算法を検討する方針である。 令和4年度に実施した研究の成果ではないが、本研究課題で令和2年度に発表した論文が評価され、日本熱電学会第十五回優秀論文賞を受賞した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究以外の業務の多忙によりエフォートを十分に確保できず、当初計画していた研究項目を実施できていないため遅れていると判断した。
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今後の研究の推進方策 |
研究以外の業務の多忙により、当初計画していた全ての研究項目を実施することは難しい状況であるため、優先順位を見直して関連分野への貢献を最大化できるよう努める。
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